◆◆◆ 171 ★ 展覧会ハシゴ ◆◆◆

2004.9.3

今日は金曜だということを思い出す。

私は、絵は平日に見ることに決めているのだが、月曜は、美術館や画廊が休みということが多い。

そんでもって、今日は何の予定も無いことに気づき、前から気になっていた展覧会をハシゴする計画を立てる。

まず、TIS会員による、スポーツイラストの原画展。

プロのイラストレーターの先生方の原画というのはどんなもんだろうというのが前から気になっていた。

知人から頂いた、イラストレーターという本のイラストレーターの総集編には、TIS会員という人が大量に掲載されていた。

TIS会員って何だろうと気になって調べたら、東京イラストレーションソサエティーというグループだった。

印刷物ではお馴染みでも、なかなか原画を見るということが無い。

皆さんの原画作品がまとまって、しかもタダで見れるのだから、行かないワケにはゆかないわぁ。

ということで、急遽、こちらもチェックすることに決める。新橋から至近なので、まずここを回る。

喫茶店の中の展示と、喫茶店を通って行くギャラリーで、ちと汗。

一番感激したのが鈴木英人先生の水彩画。あれが35000円なら、ゼッタイに買いである。(既に売約赤●が・・・・。)

そして是非見たかった、ウノアキラ先生のイラスト。女じゃなかったのが残念。さすがの赤●。

有名イラストレーターの先生の原画であっても、売れる人と売れない人というのがいるもんで、そのことにアタシは驚いた。

あの格が35000円で売られているというのを考えると、画廊なんかで無名の人の個展の絵の値段というのは、ちと高い気がしてならない。

今回は、ファンへの感謝を込めてというイベントでもあるみたいで、普段は、センセイ方の作品もモット高いんだとは思う。どちらにしたって、よく探せば、掘り出し物があるということに他ならない。

こちらには、気の利いたポストカードが置かれていた。そのあと銀座線で渋谷に。

電車の中でポストカードをチェック。表参道かぁ。寄ってみるか。ということで途中下車。

若尾真一郎さんの個展ポストカード

Pinpoint Gallery

●若尾真一郎個展「卓上風景」

8月30日(月)〜9月11日(土)まで

午前11時から午後7時 土曜日は5時まで

日曜日はお休み

帰宅して調べたら有名な人だった。ペン画にカラーインクや水彩などで着色された作品は1枚7万円。

この格の人は、まあ、この程度で販売というのが普通みたい。

ポストカード一枚で、見に行ってみようと思わせる絵の力ということだ。絵が心を動かし、私を途中下車させたのである。

作品には格があるということである。

7万円では買えないぜ。

これが青山通り。

この場所は、アタシには合わない。

駅までの3分の道で、女の子に声を掛けられる。

『アノー、お時間ありましたら、近くのヘアサロンなんですけど、髪切ってゆきませんか?』

『アー、アタシお金ないの。ゴメンネ』

『ソーですか。』退散。

『汚かった?』

アタシにしては、よそ行きに格好だったと思うんだけどな。たははは。

東京という所は、怖いトコっす。

いくらでカットしてくれるのか聞けばよかったぜ。

田舎モノと思われたかもなあ。

画廊なんかに入るとき、あんまりキレイにしてゆくと売られるからさ、適度に貧乏そうな格好の方が、向こうも『買わないぜ』と思ってくれるので、安心なのよ。

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