◆◆◆ 169 ★ カレンダーの原画作成 ◆◆◆

2004.8.30

最近、ペン画に凝っているので、カレンダーはペン画というのも一つ作ろうと思う。

アタシは、色彩画家なので、色のついた作品というのも大量にあるのだが、何故、ボールペンやペンの作品をカレンダーにするのかといえば、それは、作品が、実物に最も近い形で配布できるからである。

デジタル画像というのは、実物と比較して、物凄く劣化してしまう。

特に、色は物凄い劣化である。

大きい作品は縮小するので、別な面で劣化する。

ペン画は、スキャナで取り込めるし、モノクロだと完成したときのサイズも小さくて済む。

一万人がダウンロードすることを想定すると、画像のサイズは最小限にしておきたい。

まだ時間があるということもあり、今あるペン画の原画を銅版画にする可能性もある。

ペン画の原画は、販売しないのだが、(一応キープってことで)銅版画なら販売可能だからである。

無料でカレンダーを配り、銅版画を売るというのは、なんかアタマいいぜ。

(→売れませんっ。念のため。)

去年よりは、絵も上手くなってきているし、去年の版画は、絵はヨカッタが、版のコンディションがイマイチで、アタシ的にもあまり気が進まないというレベルだった。

今年は頑張るわ。うっふん。

もうそろそろ、絵も売らないと、本当に派遣のバイトをしなければならなくなるもんなあ。

稼ぐには手っ取り早くていーんだけどねぇ。

リトの版になるアルミ板に描画したイラスト

高額商品お買い上げの方にプレゼントする、オリジナル版画カレンダーは、上手くいけば、リトグラフで挑戦したい。

リトグラフというのは、平版と呼ばれ、版にいきなり描画した線が、そのまま印刷できる、科学反応を使った版画である。

去年一度、センセイに来ていただいたのだが、とりあえず、自力で自宅で作れるようになりたい。

そんでもって、テストの作品を一枚作る。

うーむ。版を作る工程が複雑で、イマイチ理解できないぜ。

その点、木版画というのは、なんて単純なんだろうと思わないわけには行かない。

HPなどを参考にして、独学で技法の習得に努めるアタシ。

『チンクターで直接描画』

おおっ。この方法はアタシに合っているよなあ。

左は、ダーマトという油性の色鉛筆のような品で、目立てしたアルミ板に描画した作品。

この工程を更に短縮できるというものらしい。

リトグラフの版はこんな感じ。昔は石を使っていましたが、今は、アルミ板が主流だそうです。木版リトというのもあります。

まず、小さいタイプの板でテストしてみようと思う。

何版か自分で作ることでしか理解は進められないからである。

いきなり版に描画した絵が版画として何枚も作れると、更に大量の作品が、あとりえで生産されるということになるぜ。

マジっすか?

昨日描いたペン画は一日で29枚もあったけどなあ。

29枚が、それぞれ100枚づつ刷られると2900枚も作れちゃうけどなあ。(たぶん、リトは30枚位しか作らないと思います。イロイロワケアリで。)

それでも870枚かぁ。たははは。気持ち悪くなるから、考えるのよそう。

凹版(銅版画)と、凸版(木版画やリノニウム)や平版(リトグラフやシルクスクリーン)の違いは、その刷りのスピードである。

銅版画は、版にインクを詰めて、さらに、表面のインクを取り去るという作業がある。

この、表面についたインクを取り除き、ピカピカに磨き上げるという作業は、物凄く時間がかかるのである。

それと比較して、凸版、平版は、版にインクを乗せるだけで印刷が可能で、版さえ完成してしまえば、あっという間に大量生産できるという構造である。

あの、ミニスカおねーちゃんのいる版画を扱う、お高い画廊が平版(シルクとリト)しか扱っていないというのには、そういう理由があるのである。

そういえば、久しぶりにアクセス数をチェックしてみたら、思いのほか『マナーポスター』に人気が集まっていた。

トップページからのリンク切れているんだけどなあ。

みんな、どうやって探しているんだろう?

まあいいか。

やっぱ、禁煙系は一番人気っすね。ケータイの待ち受けに使っている人もいるらしいっす。

日の丸の国旗もダウンロードできます。

もうオリンピック終わっちゃいますけど、まだ応援したい人は、是非旗作りにチャレンジしてみてください。

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.