◆◆◆ 160 ★ あいだみつをを見に行く ◆◆◆

2004.8.13

有楽町のあいだみつを美術館に行く。

帰りは、日比谷まで歩いて、水道橋までゆく。

水道橋には、アイエムプレスさんがあり、そこに、ビジネスコンペの応募作品やら、賞状の案やらをお届けしに行ったのである。

これは、有楽町にあったブロンズ像。

イイ感じの品だった。

アタシも座りたいぜ。

あいだみつをセンセイの書などをhpに使うと、イロイロ問題もあるもんで、今回は、都会の写真で我慢してください。

あいだみつをは、詩人である。

書家というよりも、圧倒的に詩人なんだと思う。

短歌の会にも入っていたらしい。

子供の頃は、絵も描いていたらしい。

仏様についても学び、在家の信者だったとも書いてあった。なるほどぉ。その詩や創作姿勢から伝わるなあ。

どちらにしたって、優れた詩人なんだと思う。

彼が多くの人に受け入れられているのは、その強いメッセージにだろうと思う。

(ストレートな言葉で表現した文字の作品は、俳句ではない)

若い頃からあとりえを持ち、作品を作り続けたというのがスゴイ。

自分の詩を書にして、全国で展覧会を開いたのだという。

彼が有名になったというのは、どちらかというと彼の死後で、ご家族の方のご尽力に他ならない。

教科書をはじめ、教材、書のテキスト、医学書などにまで使われている。

アタシでさえ、その点数に圧倒される。

世の中にはスゴイ人がいるもんだぜ。

若い頃は、自分の書をろうけつ染めなどにして、売ったりもしていたとあるので、その筋の品は、のれんなどになり、販売できて、生計を立てられていたのだと思う。

何百枚もの書に埋もれ、尚制作活動を続けた彼の創作意欲というのが物凄い。紙代だってバカにならないはずなのだ。

日めくりのカレンダーを作るという前提で、作品作りをしたという発想もすごい。

実際に作ったというのがモットすごい。

日めくりのカレンダーというのは、365枚なければならなくて、それは、365のメッセージが必要になる。

ポっと浮かんだメッセージが、カレンダーにフィットするとは限らないから、アタシの推定では2000位のメッセージの中から、適したモノを選んでいるんじゃないかと思う。

まあ、文章を書く訓練を重ねると、言葉というのは自然に出てくるものであり、それは、湧き出てくるというのが正しい。

そうして、彼の書というのは、うまい書というのよりも、読める書であることが好感が持てる。

ちょっと読みにくい文字は、読み手が、『何が書いてあるのか 』を真剣に読みにゆく。

展覧会では、近づいて、何て書いてあるんだろうと、一つ一つを読んでいくという作業が繰り返される。

展覧会会場には、「私が出会った『あいだみつを』などというコーナー」があり、会場に来た人の感想が貼り出されていた。

子供の感想は、彼の書のように素直で素晴らしかった。

それにしたって、あんなに混んでいるなんて、そのことにも驚かされた。個人の美術館だぜ。

膨大な作品群は、時々入れ替えられて展示される。ミュージアムグッズは、他の美術館などよりも安かったので、人々は、こぞってみやげ物を買い求めた。

アタシは、『幸せはいつも自分の心が決める』

という言葉が一番好きだ。

でも、「いつも」は要らない。

『幸せは自分の心が決める』で俳句だからである。

しかし、これだと、パクリなので、連れ句してみる。

『しあわせ、アタシの中に』オジャラ連れ句

オジャラよ。あいだみつをの詩を添削するなよっ。

アタシも日めくりでも作るかなあ。(またパクリ企画)

オジャラの日めくり俳句カレンダー

やっぱ、俳句なんっすか?

はい。

俳句じゃ売れないだろう。はぁ。

もうそろそろ、カレンダーのイラストを考えないとなあ。

卓上カレンダー元気届けに来たは、お蔭様で、10000ダウンロード突破。誰だよっ、おいっ。

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.