◆◆◆ 149 ★ 個展後の話など ◆◆◆

2004.7.10

久しぶりにハンコを作る。

ハンコの腕が落ちないように、ボチボチ作ったりするのだが、ぼんやりしていると、長いこと作らなかったりする。

そうして、腕はドンドンと落ちているのだった。

昔のような作品は、もう作れないわぁ。

そういえば、17日に、専勝時(通称赤門寺)で、ハンコの作り方を教えてくれるお教室があるらしい。

アタシも行こうかなぁ。(→行きませんっ)

自分用のハンコなんて、1個あれば十分だもんなあ。

オジャラは、会社にいたときに、絵を描きたい人を集めて、昼休みに絵を描く会というのをやっていた。

そのときには、問答無用でハンコを作らされてしまうメンバー達。

自分で作ると、愛着も湧いて、とってもグッドなのよ。

オジャラは、新しい会をスタートしました。

詳細はこちらをこっそり見てね。

既にお持ちの方は、早速自慢しちゃいましょう。

うふ。

この、炭火焼釜で焼いた

モチモチ『ナン』は、

北千住、手作りナンのインド料理

『インドラ』さん

そうして、更なるアクセス数向上を目指し、禁断の食べ物特集に取り組むアタシ。

オジャラの絵を置いてくださっているキッチンミナトさんのサイトで、小さくオムライスの紹介をしているのだが、サーチエンジンの検索から流れてくる人は、オムライスばかり。

マジっすか?

ヌードデッサンで流れて来る人の何倍も、オムライスがいるという事実に、アタシのダメージは大きい。

『花より団子』というのは、『アートよりオムライス』に通ずるぜ。

世の中、食い意地の張った人ばかりで困る。

もともと、ウチのオットというのは、物凄く食い意地の張った男で、アタシの不味い手料理には、いつもメスが入る。

オジャラはオットの注文に従い、数々の料理を作ってきた。例えば、池波正太郎先生の小説に出てくる江戸時代の料理などをである。

オジャラよ。勘違いするなよ。

オムライスで流れてきた人は、絵を見たりしない。たははは。

でもまあ、北千住のサイトも持っていることだしな。

絵のコンテンツだけだと、作るの、飽きるのよね。(→結局の理由は、自分サイドの事情になっているアタシ)

旨いものに金は出せても、アートには金は出せないのよねぇ。解るわぁ。

イロイロなことが落ち着いてきたので、今まで描き貯めたスケッチをドローイングにしたり、版画にしたり、油絵にする作業をしようと思う。

ヌードの作品というのは、趣向性がたかくて、販売するターゲットが限られてしまうので、もう少し、幅のある作品を作ろうと思う。

大道芸人バーバラのスケッチなどは、もっと、美しく描きなおす事ができるはずなのだ。

大きいカンバスに、連作で作ったりもしたいのよね。本音の所。

大きいカンバスに描くというのは、絵の具代も、カンバス代もかかるのだ。

カンバス布は1メートル3000円もする。

しかも、大きい絵は、売れる気がしないぜ。

そういえば、クレヨンの絵って売れたことが無いよな。あまりにも、技術を感じさせないからだと思う。

アナタは、クレヨンで久しく描いていないから解らないと思うが、こんなスケッチでも、それなりのテクはある。

安いクレヨンで描いた場合、先に塗った色を引きずって、次の色がものすごく汚くなり、最終的に、絵が汚くなってしまうということが多々あるのである。

汚くならないように描くのは、ちょっと練習がゐるということだ。

そういえば、愛用のクレヨンメーカー、カランダッシュが、ホルベインに吸収されたのだそうだ。

うーむ。新しい画材が沢山でているし、大きい画材メーカーがどんどんと安売りしたりすると、老舗は経営危機に陥ってしまうということなのか?

カランダッシュのクレヨンは、安いクレヨンと比較して、色を全く引きずらなくて、どんどんと色を重ねてゆける。そうして、何て美しい色なんだろう。

この絵の顔は失敗してしまう。彼女はもっと美人なのだ。

クレヨン画にやり直しという言葉は無い。

失敗した線は消せないということだ。

だから、いつも、慎重に描き進まないとならない。

失敗しても、そのまま突き進まなければならない。

エンピツや、木炭なんかで描いては消してを繰り返していると、絵はいつまでたっても出来上がらない。

それは、絵が上達しないということに等しい。

やり直せないから、一枚一枚、真剣に、人生と同じように進んでゆく。

そうして、こんなにブスに描けた絵を見ただけでも、彼女が美人だったことを思い出し、彼女の笑顔は脳裏に浮かび上がってきて、自分の力の無さを思い知り、また一枚描こうと思うのだった。

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