◆◆◆ 111 ★ スケッチの展開 ◆◆◆

2004.4.5

土曜日のスケッチ、WAKA嬢を、小さい紙(F6程度)に書き直す。

小さい絵は、つまんないぜ。

うーんと唸った後、筆ペンで描くことにする。

巨大スケッチがあるのに、同じ絵を小さくしても、本当につまらないのよ。

リアルのスケッチは迫力があるのである。

それにしたって、似てないぜ。

昔は、もう少し、モデルに似ていたんだけどなあ。

4枚目。

まあ、こんなもんだろう。

筆ペンで描くのは久しぶりなので、線が安定しない。

絵手紙もたまには、大量に追加したいところなのだが、小さい作品は、最近、作っていてむなしいのである。

11枚目。

筆ペンというのは、サラサラと描けていい。

付番しておかないと、あとで数えるのが大変なので、番号をつけておく。

一枚2分位かなあ。

かなり、サラサラモードに入りつつある。

しかし、全く同じ絵というのは描けないものなので、修行が足りないのか、これが芸術というものなのか、考えさせられる。

ま、どっちでもいいかぁ。

14枚目。

頭はどうしても切れてしまう。

もう少し小さく描く方がいいのか、どうすればいいのか、良く解らない。

額縁屋のオヤジは、きっと怒ると思う。

21枚目。

構図はかなり安定してくる。

自信なさげだったWAKA嬢の顔は、『オジャラの絵でございます』というように、こちらを見つめている。

本当は、もっと大きい紙に、筆と半紙を使ってドーンと描きたいところである。

そうして、そういう練習を積んで、失敗しなくなったら、リトグラフにしたいなあ。

リトグラフかぁ。

こんなにサラサラ描けるのだから、版画はもう辞めようかなと思ったりもする。

直筆画の方が、いいに決まっているからである。

2分だもんなあ。この作品は、クロッキー用の安い紙に描いているので、色塗れないんだけどね。

高級水彩紙にバリバリと描いて、色つけて売ろうと思ったりもする。(売れないんだけどね。)

もう少し他の絵も描き込もう。

この作業は、落書きよりも楽しい。

マチスのポストカードを見て、アタシも描いてみようと思い立った作品。

この作品は、何枚でも描けるけど、描いていてつまんねーのよ。

マチスは、晩年、絵があまり描けなくなって、色画用紙をカットし続けて、この手の作品を大量に作ったらしい。

まあ、個性はある。

アタシが描いても、マチスの絵に見えてしまう。

それにしたって、なんて色がキレイなクレヨンなんだろう。(2種類使っている。)

そうして、この絵は一体、どうなるんだろうと思ったりもする。うーむ。

少し版画の整理をして、画集『素描-2』用の絵を描き足す。

今回のは、前回のより、イラストがグレードアップしていて楽しみだ。

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