◆◆◆ 089 ★ 版画展公募への出展を考える ◆◆◆

2004.3.8

発砲スチールの肉用トレイを使った作品。

昨日、町田から北千住までの電車の中で、版画展への公募の用紙を見ながら帰ってくる。

『素材にこだわらない新しい版画表現』かぁ。

アタシにピッタシのテーマだわぁ。

もし、これでダメだったら、二度と公募はしないと思うけど。

理由は、テーマに沿っているのに、受け入れられないということは、アタシに合わないということだから。

金もかかるしさあ。

そんでもって、発砲スチロールをどう使えば版画になるのかを考える。

ミロの巨大版画を見てきたばかりだしね。うふふ。

とりあえず、版画だから、版が、むやみに変わらないように工夫しなければならない。

『最低3枚位印刷できればいいや』というのを目標にする。

多くても10枚程度で十分なのだ。

サンマなどの細長い肉用トレイを縦長にカットして、穴をあけたり、細かく刻んだり、ヒモを巻いたりしてみる。

そんで、木工用ボンドでダンボールに貼り付ける。

ほんとうは、発砲スチロールの板とか、アクリル板に、プラスチック用のボンドを使うのがベストなんだけどね。材料買ってまでは、作りたくないのよ。

エコ版画だからさ。廃材にこだわるアタシ。

オジャラよ。マジにこれ印刷できるわけ?

この前の習作の感じだと、インクをキチっとつければ、印刷は出来ると思う。

ダンボールに、発砲スチロールがちゃんと固定されていて、プレス機で軽く圧をかけても、壊れないこと、及び、インクの粘度が最適に調合されている。

この二つの条件さえ満たされればの話。

インク講座は、応用利いて、お得感あるわぁ。

CD版画の下絵。

丸い版で、しかも、真ん中に穴があいているという制約があるので、連作をいきなり描くと失敗するというのは明白である。

ある程度、筋は決まっていて、ラフも描いてあるのだが、もう一度、丸い版に沿って、最も面白く見えるように設計しなおす。

結構気合が入っている。

町田から北千住までの電車に乗っている時間というのは、余りにも長く有意義である。

そうして、版のボンドを乾かしている時間、乾燥棚が無いことを思い出す。

もう一個作らないと、刷った版画を乾燥できないのだ。

しかも、今回は、3版は作るから、推定2-30枚は乾燥させなければならず、結構大きめの乾燥棚が必要になる。

マジっすか?

そんなこんなで、棚作りを始めるアタシ。

行動が支離滅裂だぜ。あとになって、研究員なる人たちに、この頃から、アタマがいかれてきたとか、書かれちゃうのかなあ。

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