◆◆◆ 056 ★ リノ版 - 本刷りの様子 ◆◆◆

2003.12.22

大きいプレス機用で印刷するのに、

少し、準備をしなければならない。

まず、印刷する予定の紙と同じもしくは、少し大きい紙を準備します。

中央位置に、リノ版を置くアタリを赤線でつけます。

外には、本刷り用の紙の大きさを赤線でつけます。

アクリル板や、厚めのビニールシートをプレス機のベッドのサイズにカットして、ベッドの上に置きます。

先ほど準備した紙は、その下に入れます。

こうすると、紙がいつまでも汚れずに、何枚も作れて便利です。

リノ版の上に、ローラーでインクを乗せて、

プレス機にセットします。

このときに、リノ版は厚くて、プレスした後、

ガクンといって、ローラーが、紙を少し汚してしまいます。

ベッドとリノの高さが違いすぎるので、それを回避するために、違うリノ版を置いて、紙が汚れるのを防いでいます。

上に、紙をセットしたら、フエルトを手で持ちながら、プレス機を回してゆきます。

フエルトが、紙の上に落ちるときに、紙がずれてしまい、印刷がぼやけたりするのを防ぐためだそうです。

刷り終わると、ビニールが、版で少し汚れてしまいます。必ず、毎回拭き取ります。

紙を汚さないで刷るというのが、完成した作品にとって、一番大切だからです。

アタシは、プレス機と、リノ版の高低が気になって仕方がありません。プレートマーク作ろうかと、真剣に考えています。

リノ版は、アタシに向いているかもしれません。

楽しみです。

完成。

ま、刷りはまだ納得いっていません。

インクの調合とか、どんな紙が適しているのかとか、テストしたいです。

凸版は、凹版と比較すると、印刷するのが短時間で済みますけど、失敗も多いです。

リノニウム版2作目にしては、まあまあだと思います。

自分なりには、点描や、一部、リノを盛り上げて版を作ったりもしてみたいと思っています。

力が無いので、バレンでの刷りに自信無かったっすけど、新しいプレス機がきたので、なんだか、かなり、先が見えてきたような気がします。

紙がベージュなんで、水色にしてみました。

インクを足しながら作ったので、イロイロな色の作品ができてしまいましたけど、こういうときのエディションってどうればいいんっすかね?

ま、いいか。

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