◆◆◆ 046 ★ 油絵を描く ◆◆◆

2003.12.1

この前作っていた、カレンダー用の木版画の試刷り。

なんだか、まだ、中途半端という版である。

もうちょっと、コントラストをハッキリとつけたいところだが、アタシには、カレンダーを今年中に作り上げたいという気持ちがまだあり、この版では、どっちにしてもカレンダーはムリということは理解できた。

そうだよ。ヌードは、やっぱ、ムリだろう。

そんなこんなで、もう一枚作ることにしようなどと、ぼんやりと考えながら、ラジオの電源をつける。

おおっ。

ラジオからは、クリスマスソングが。

そんなに重要とも思えないが、12月は、クリスマス一色のFEN。

アトリエには、クリスマスツリーがないなどと、思い出す。

買うほどの品でもないが、何もないというのも淋しいものだ。

油絵でも描くか。

そうして、スーパーの肉などのトレイをパレットに使うということを思いついたアタシ。ひょっとして、天才かも。これで、パレットを掃除するという作業から永遠に開放されたオジャラ。

パレットが汚いと、絵が汚くなるので、オジャラは、毎回、絵の具は全部使い切ることにしているのでした。それにしたって、赤と緑と青しかないんっすか・・・・???

急に思い立ったアタシは、とりあえず、失敗した小さいカンバスを取り出して、一枚描いてみる。

どうも、赤と緑という色がアタマに浮かんだのだが、背景まで赤というのは、イマイチだろう。

おかげで、鉢もブルー系になってしまったし、真ん中のハートと同じ色じゃなあ。

そんで、もう一枚作ることにする。

おおっ。これは、先日の、巨乳ちゃんのスケッチを利用。

げげっ。あの絵、上書きしてヨカッタんっすか?

うーん。構図がイマイチずれていて、今から直すのは大変だしね。

あの大きさに油絵を入れるのは、アタシにはムリということが判明。

F6のカンバスなんて、この程度で十分よ。

それにしたって、上のとサインが違うけど、いいんっすか?

ま、仕方ないわよ。同じサインが描けないんだからさ。たはは。

そうして、このツリーには、少し乾いたら、白い雪を降らせて完成っす。

あれだよなあ。今年中にはムリかもなあ。

絵の具が少し余ったので、花の絵でも描こうと思い立つ。

バリから持ち帰った、BABYのカンバスに上書きする。

あの絵も、もう、直すことはできない。

レア嬢 → BABY → 花と、もう3度も上書きされてしまう。

絵の具がもったいないと言えなくも無い。

今回のは、花が大きいような気がするが、描いてしまったものは仕方ない。

乾いたら、縁取りとか、もうちょっとハッキリさせて、サインを入れて完成にしよう。

絵が完成するのは、久しぶりだぜ。

昔の油絵。

オジャラは、社会人になって、独身時代、油絵を描いていたことがあったっす。

これは、やっと、透明感がだせつつある頃の作品。

結婚してから、ずっとやっていなかったので、この作品は、もう、かなり古い。

それにしたって、下手だよなあ。(F4です。)

こちらも、昔の油絵。あのときは、黄色い背景に凝っていた。 f8のボードに描いた作品。

ボテボテと塗り重ねた画面は、油絵らしい。

それにしたって、こんなに下手だったのに、よく画家になろうと思ったよねえ。

無謀だぜ。

ほとんどの油絵は、バリに越したときに、捨ててしまったのだが、この二枚は、捨てがたく、まだ手元に置いている。

あの頃の絵は、稚拙だが、今よりも、もっと絵を楽しんでいたなあと思う。

線も、今より、自由だったよなあ。

(この二枚の花は、あとりえに展示中です。)

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.