◆◆◆ 025★銅版画教室、二科展、池田満寿夫展 ◆◆◆

2003.9.2

久しぶりの銅版画教室。

センセイに、今までの作品を見てもらい、

問題の対策について教えていただく。

私は、腐食時間が長く、ディープエッヂングと呼ばれる方法を使っているのだが、その場合、防食材にある小さい穴から腐食されてしまい、シミになってしまうのだそうだ。

黒ニスなる液体を進められ、それを買い、それも使ってみることにする。

猫の作品の中の一枚は、センセイからオッケーがでる。初めてである。

9.3

丸善で頂いた、画廊が配っているポストカード。本の表紙とか、チケットの半券の絵とか、CDジャケット程度なら、断りなく露出してもいいというのが常識らしい。

銅版画のセンセイに、三省堂で、池田満寿夫の版画を見た話をすると、丸善でもやっているという話になり、早速見に行ってみる。

ちょうど、二科展が開催されており、常連のヒロミさんが、入選したということで、まず、スイカで上野に出て、二科展でくたくたになる。

ヒロミさんの作品は、毎度、信じられない程の抽象画で、透明感のある画肌の中に伸びやかな線が舞っている。

どうやっても、こんな絵は、アタシには描けないと、毎度毎度、考えさせられてしまうのだ。

毎年、コンスタントに、入選されていて、確実に力をつけられているなと思う。

その後、東京都美術館のミュージアムショップで、手製の万華鏡が2万5千円で売られているのに驚いてしまう。高すぎるぜ。今度、自分で作って売ろうかと思ってしまうよ。

その足で、銀座線に乗り、日本橋へ流れる。

丸善の池田満寿夫展は、本の出版記念とかで、入場料は無料だった。

彼の作品には、力があり、色もポップだった。人気が出てから、リトなども作り、大量に版画を作ったみたいだが、有名になりかけの頃の作品の方がヨカッタかなとは思う。

リトよりも、銅版画の方が、彼の絵の特徴がでているとも感じた。

それにしたって、75万円じゃあ買えないぜ。

世界的な版画展で賞を取った作品を見ることが出来たのは、収穫だったと思う。

彼の画集を買うかどうか、40分悩んだが、結局買わないことにする。

センセの作品のが上だと思うけどなあ。違いは解る。アタシが言いたいのは、作品としての、品の問題だ。

下の階で、洋書の特価品セールが行われており、前から欲しかった、ボタニカルアートの画集が半額になっていたので、こちらを買うことにする。

それから、ロマネスク調の建築物の写真集が1000円に値下がりしていた。この手の本は、メチャクチャ高いと決まっている。

二科展でノウミソは、抽象画で一杯だったこともあり、外国の建物や風景などを、人物の背景に入れたいと思って、これも買うことにする。

久しぶりに外出すると、出費がかさんでイカンなあ。

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.