◆◆◆ 023★元気、届けにきた。 ◆◆◆

2003.8.29

税務署に申告する確定申告(去年のやつ)を広げるが、どうも、書き方が解らない。

外国にいたので、仕入れとか、在庫とか言われてもなあ。第一、絵の在庫って何なんだよ。スケッチは売り物じゃないし・・・。

画材とかはどうするんだろう。

まあいいか。

どうせ売り上げないから、経費計上しても赤字が増えるだけだしな・・・・。

と、正面に銅板アリ。

まだ印刷していなかったので、ちょっと印刷してみることにする。新しいタイプの逃避だわあ。

おおっ。やはり、シミが響いている。ニッケルメッキすると、少しシミが消えるかもなあ。

しかしまあ、こんなもんだろう。小さい銅版画だが、そこがまたカワイイのだ。

ちなみに、『元気、届けにきた。』は俳句です。

紙を大量に水に浸していたため、天使の絵は、大量に刷らなければならなかった。(正確に表現すると、他の版は失敗したので、やむなく、これを刷ることにしたという感じ。)

乾燥中であっても、天使に囲まれていると、なんか、元気が出てくる。

元気が出る版画も、ヤッパいいなと思う。

この版は、グランドをハケで塗ったので、筆の毛が、二本版に残ったままだった。

どうなるか、試しにそのまま腐食してみたのだった。たはははは。

やっぱ、その部分を中心にシミになっていた。

こういうときには、グランドを塗りなおさないとダメなのか。試行錯誤だわぁ。

線の感じは、少し深かったかもしれない。刷るのが難しかった。アタシの作品の独特の感じは出ていると思う。

昨日腐食した、もう一枚の猫の版。

顔の部分が腐食できていなくて、仕方がないから、彫刻刀で、加筆する。

この版は、目の粗いヤスリで少しこすってしまい、版をダメにしてしまったので、もう、グリグリと粗いヤスリで版を削って、抽象画にでもしようと思っていたのだが、どうなるのか、フツーにグランドを塗り、線も描いて版画にしてみたのだった。

実験は続く。

絵が上手く描けたのに、出来は想像通り悪くて、残念だ。

失敗を元に、反省点を改善して、昨日描いたを朝から腐食。夕方腐食が終わったので、早速刷ってみる。

おおっ。今回は、グランドを少し厚く塗ってみて、しかも、強めに線を描いてみた。

パチっと来たね。

銅板も、バリで一生懸命磨いた品なもんで、まあ、悪くない出来だと思う。

猫の一連の作品は、来年のカレンダーにしよう。あと9枚かぁ。まあ、なんとかなるだろう。

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