◆◆◆ 008★続・木版画モード ◆◆◆

2003.7.31

午後になり、刷りを再開する。

墨にムラができてしまうので、ノリを混ぜようと、ノリを探すが、

スティックノリしか見つからない。

仕方がないので、これを墨に混ぜてみるが、イマイチ、伸びが悪かったぜ。(当たり前。)

木工用ボンドにしておけばヨカッタよ。

はぁ。(この時点では、買いに行く気無し・・・)

ノリ買っておかないとなあ。

そうして、久々に刷ったので、コツを忘れていて、大量に印刷してしまう。

オジャラの環境破壊的創作活動は、続くのだった。

すずりの中の墨を全部印刷してしまい、今日の刷りはこれで終わりにする。

刷りが甘い作品は、裏彩色にチャレンジ。

和紙は、薄くて、強く刷るのが難しいが、裏彩色がとても美しい。

高い絵の具を使うかどうか迷ったが、高いのを使うことにする。

安い絵の具をアトリエに移動していなかったというのもあるのだが、

高い絵の具を使うだけで、作品が上手く見えるという理由もある。

これは、ノリの乗りが結構よかったので、モノクロで完成にする。

結構迫力あるよなあ。

今まで、彫りが辛いことばかり記憶に残っていて、刷りのことはあまり考えていなかったのだが、銅版画と比較して、木版画の刷りはメチャクチャカンタンである。

手で色をつけるというのは、どちらも同じ条件なのだが、

銅版画は、一枚するのに、とても時間がかかるのだよ。

しかも、木版ほどの迫力は出せないもんなあ。

まあ、あれには、あれのよさはあるのだけどね・・・・。

こちらとは別に、版画のギャラリーにもアップしてあります。こちらは、作成記録みたいなもんです。これから増えてゆく予定なんで。

アトリエオープン記念ってことで、ブックカバーにもしました。

もうちょっと感じを見たい方、ぜひ、印刷してみてください。

結構イイ感じっす。

こっちは、少し、刷りが甘いんで、裏彩色でアクセントをつけてみる。 まあ、こんな感じだろう。うん。

実物のが数倍いいけどね。

そうして、23枚も印刷してしまったオジャラは、この猫共を、どうやって売るのか考えなければならなくなった。

ネットでの絵の販売というのは難しい。バリから持ち帰った作品もあるんだよなあ。

ネットショップは、アタマに来すぎて、再開する気にならないしなあ。

値段をいくらにするのかとか、額をつけるのかとか、額はいくらにするのかとか、送料はいくらなのかとか、本当に、考えることが押し寄せてくる。

創作活動と比較すると、面倒極まりないぜ。

しかし、絵の販売というのは、本の販売と比較して、安全とは思う。

本はデータなんで、盗まれる可能性あるけど、実物の絵は、ネット上からは盗めないもんなあ。たはははは。

最近、ネット上のデータは、全部無料と勘違いしている人多いからなあ。

もう、電子本なんか辞めようかと、真剣に考えちゃうよ。

あと4冊位は、書けそうなんだけどね。うふふ。

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.