◆◆◆ 003★友人の作品を展示、俳句会 ◆◆◆

2003.7.15

荷物の引越しを友人に手伝ってもらう。ありがとう。

大量の作品が、アトリエに運び込まれる。

この後、額縁屋に来てもらい、バリの友人のアーティストから頂いた作品に額をつけてもらう。(帰国するんで、もらいまくったもんなあ。・・・一部、買った作品もあります。)

何故人の作品を飾るのかといえば、アタシの作品よりも優れているので、身近に飾って、精進しようと考えたからだ。自宅には飾る場所はないが、今のところ、アトリエには、飾る場所がある。

人の作品というのは、脳を刺激し、新しい創造意欲が沸くからなあ。

アトリエに足を運んでくださった方にも、是非、ホンモノのアートというのを見てほしい。それは、描いた人全ての願いである。

値段に関わらず、ホンモノの作品には力がある。

私がモデルになって、肖像画を頼んだ時の作品もある。

入り口を入った三畳間は、友人の作品の展示スペースと決める。

ガーデン用の安いフェンスを組み立てて、絵を飾れるスペースを作り、スポットライトを取り付ける。うーん。美術館みたい。

7.16

上は、オジャラの銅版画の先生、作田富幸先生の作品。

銅版画展というのを何年か前に見に行ったときに、日本版画協会などという名前の団体が、阪神大震災のチャリティー即売というのを行っており、センセイの版画が販売されていたので、購入する。

今まで手持ちの額に入れていたのだが、今回、センセイの作品にふさわしい額縁を購入して、展示することにした。

やっぱ、スゲーっす。絵の格に合った額というのは、大切である。

下左は、サリアピ工房スーザンの陶器、右は、アーティストの友人スーの石彫。

スーの作品は、アタシの油絵(サリアピの女将の肖像画)と交換した。

どちらも、美術品という感じなのよねえ。うふふ。

こんなのを並べたりする作業も、また楽しい。

イロイロなことを思い出すものである。

自分の絵には価値ないんだけどな、お友達の作品には、間違いなく、価値あるよなあ。

美しい昔の建具の隣には、スガタ先生の絵を展示。

この部屋には、ホントは、絵を展示しない予定だったんっすけどね。

狭い場所に飾れる絵ではないもんで、ドーンと、いっちゃいました。

素晴らしい作品っすね。

バリ島から持ち帰るかどうか、モメましたけどね。

この作品は、ゼッタイに持ち帰らなければなりませんって。

しかし、バリの絵って、暗いよなあ・・・・。

7.17

トイレの明り取り用のステンドグラス作品を作る。

何せ、人生最大の大作だからなあ。

19日に句会が開かれるのに、それに間に合わせるため、急いで作るのだが、

どうも、細かい部分の作り方の知識が足りない。

(3ヶ月しか習っていないので)

こんなに大きい作品をまだ、作ったことがないので、強度とか、立ち上げ方とか、補強の仕方とか、イロイロと、聞きたいことが押し寄せてくる。

はぁ。また、再開しないとイカンなあ。

来月スタートかなあ。今月は、精神的に忙しいからなあ。

イチオー、人の顔と、ネコなんっすけどね。まあいいや。

行き当たりばったりだし・・・。

材料は、昔リッチだった頃に買い求めた色ガラスと、これだけだとグロイ作品になるので、こちらの家で使われていた昔の建具の刷りガラスの余りを組み合わせて、白い部分を多く使うことにした。(改修工事の時に、いくつか建具を壊したときに、ガラスは捨てずにいた。)

新しくなったドアとともに、いい感じっす。

7.18

小さい額縁が沢山出てきたので、銅版画のお教室で、メンバーの方と交換した、

小さい版画達も飾ることに。これは、キッチンカウンター上に展示。

パプリカさんの作品も、ここに並べてあるからねー。

アタシには思いも寄らないデザインの作品ばかりで、

とても嬉しい空間となる。

銅版画は、作品に近寄って見ないとならないので、狭いキッチンに

展示するというのはヨカッタかなと思う。

入り口から入ると、上の方に、三枚の作品を展示。

これは、木版画の作品で、足立区の『宿場町通り』に敷くタイルのデザインコンテストに応募した作品。(確か、佳作かなんかで、商品券をもらった記憶アリ)

大学4年の頃だったんで、ずいぶん昔の作品です。このときは、まだ、自分がどうなるかなんて、解らなかった、楽しい時代っした。

今まで飾る場所が無かったんですけど、今回、額に入れて、飾ることに。

一番右のしゃぼんだまの女の子は、アトリエオジャラのイメージにピッタリで、シンボルマークなどに使う予定っす。

天井の曇りガラスの四角い照明。ヤフオクにて、1個940円が三個セットで売りに出ていたので、一発落札。台所、3畳、玄関に取り付ける。

三畳間は、主に、展示スペースとなる予定なので、スポットライトもつける。

このスポットライトは、光がつくと、メチャクチャ美しいのだよ。

7.19

俳句会の日。

この日に合わせて、とりあえず、掃除なんかを終えて、展示する絵は全部展示する。

写真の二枚は、ケリーの作品。

ケリーは、アタシが帰国する前、激貧だったので、『絵はあげる』と言われたのだが、買うことにする。価値のある絵を自腹で買うのは、当然だと思う。

絵は、買った値段よりももっと多くの喜びを与えてくれるからである。

毎日眺めて、毎日楽しい気分になれるのだ。アートというのは素晴らしい。

それにしても、なんて美しい絵なんだろう。

ウチの母に、『アナタもこのくらいの絵が描ければ、売れるのに』などと

いわれてしまう。母はいつも正しい。

額縁屋には、揃いの額に入れてくれと頼み、並べて展示する。

大工さんに作っていただいた折りたたみ式の作業台は、頂いたお花やら、家族の写真などが並んで、もう折りたためない状態になりつつある。

はぁ。既に、作業も出来ない予感がしているぜ・・・・。

そんなこんなで、まだ、自分の作品が出来てもいないのに、『心太俳諧通信』の皆様、来ていただいて、ありがとうございました。

大きなお花も、ありがとうございました。

けふ、また、ゆりのはながさいたよ (オジャラ)

まだ、画家として成り立っているワケではないので、身分不相応かとも思いますが、お心遣い、嬉しく、また精進しようと思います。

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