2003/Feb/19 Today's model is Julie.

今日のモデルはジュリー嬢。

プラノトギャラリーにスケッチに来ていたジュリー。
美女と見ると、声を掛けてしまう癖がついているオジャラは、
休憩時間に、間髪入れず、彼女にモデルになってくれるように頼んでみる。

16日のスケッチを元に、自宅で油絵にする。

モンキーフォレスト辺りにいる、タクシーの運ちゃん並だよなあ・・・。
最近のオジャラときたら、節操がないぜ。

しかし、彼女は、アタシが女だということに安心して、快くモデルを引き受けてくれるのであった。

オジャラよ。それにしても、全然似ていないぜ。

『タバコを吸うフランス女』  ◆◆ 020 ◆◆   50×60センチ

2003/Feb/19 オイルスケッチ。 

作成時間3時間。

最初は、もっと淡いブルーで目の色を作っていたのに、濃くしすぎて、ちと失敗する。
もっと、淡いブルーに戻さないとな。
そして、オジャラは、モディリアーニの目に、何故白い部分が無いのかを理解した。
油絵で目を描いてみるとわかるのだが、
白い部分を描くのは、実は大変な苦労が必要なのである。

少なくとも、目の部分が乾いてから、白目を塗り、さらに、それが乾いてから、
もう一度目玉を描きこまなければならないのである。
なーる。彼は、この過程を省略したわけである。
モディリアーニめ、考えたぜ。
絵の個性とかなんとか、説明されているが、単なる手抜きだったのか・・・。たはっ。

しかしなあ、白目を描かないと、パクリそのものになるからなあ。
まあいいか。かなり絵も似てきたしな。彼には後継者もいないらしいし。

彼女にも、パステルのスケッチが、『モディリアーニの絵に似ているわ』などと
喜ばれたけどなあ。一昨日は、マチスの絵に似ていると言われたしなあ。

あ゛あ゛、でも、『モディリアーニのパクリ野郎』と、評判になっても仕方ないよなあ。

よく考えると、オジャラは、夕食後、
ビールを飲みながら画集を見るのが日課になっているのだが、

モディリアーニ → ルノアール → モディリアーニ →
マチス → モディリアーニ → ピカソ→モディリアーニ →
ゴーギャン → モディリアーニ

という風に、印象派の画家を中心に、モディリアーニを見る頻度が高いのだった。
オジャラよ、しかし、人の絵に似ていると言われて喜んでいる場合じゃないだろう。

はぁ。芸術って、底なし沼だわぁ。オジャラは、印象派スパイラルから、抜け出せるのか?