Rica's Works Oil Paintings
黒田晃弘さんの肖像
* 263 *2005.11.27加筆
memo 2005.11.6 作成 昨日、ヨコハマトリエンナーレを襲撃する。
一番の目的は、似顔絵画家の黒田さんに、自分の似顔絵(肖像画)を描いてもらうということである。
アタシは、お出かけ用の帽子をかぶり、普段はつけない、大きいアクセを身につけて会場に乗り込んだ。
8000円を握り締め、会場で、速攻予約を入れる。
2時間待ち。
そんでもって、その二時間は、会場内の現代アートを見て回る。
黒田さんは、一時間程かけて、アタシの絵を描いてくださった。
絵を描いている間、私も絵を描いているとか、黒田さんは、昔、洋画家に弟子入りしていたとか、今後のアート活動をどうしたいのかとか、そういう話で盛り上がる。
最初の絵は、物凄く自分の顔に近かったけど、4度程消しては描きなおされ、最後は、恐い顔でサインを入れられた。
私の中に潜む、恐い顔を読み取ったのだと思う。
絵を描くようになって、「美人とか、カワイイ」といわれるよりも、「恐い顔の人だ」と思われるようになりたいと思っていた。
それは、絵を描いて生きるということは、そういうことだからである。
黒田さんにはその話はしなかったけど、黒田さんは、そのことを私との対話の中で読み取って、絵の中に引き出したのだと思う。
それはそれで驚きで、アタシの絵とは随分と違うと考えさせられた。
どちらがイイということでもない。
自分の絵かどうか。そこが一番大切なのである。
肖像画を描き続けていると、だんだん、内面表現ができるようになって行くものなのか、それとも、あえて内面に触れずに美しく描くことだけに集中するのか。ここにも画家の岐路がある。
アタシの場合、何も考えていない。汗。
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