Rica's Works Oil Paintings

折りたたみカンバスの試作

* 241 *

千住のシリーズと平行して、俳句のシリーズを作ろうと考えたアタシ。

memo

2005.7.23作成

先日ハンズで、折りたたみカンバスの構想を実現すべく、材料を調達する。

「折りたたみカンバス」とは、どんなものなのか?

アタシは、イロイロな展覧会を見に行って、油彩が物凄くかさばるということに気がついてきた。

嵩張るのはまあいい。

しかしながら、300枚もの連作を、どうやって管理しよう。

ここに着目する。

例えば、尾崎放哉の俳句全てに、絵をつける連作だ。

絵と書は分ける。左側は絵、右が書という風にしたい。(理由は不明)

自由律を抜き出すと290句。それに絵をつけると、580枚。

ということになる。

580枚の連作に着手するとなると、一番大変なのは、俳句の部分と、絵の部分が乾燥中にバラバラになり、探すのが大変になるということである。

どうすれば、大量の作品を同時に乾燥させることができて、かつ、バラバラにならなくて、更に、移動するときには、小さくなり、壁だけでなく、台やテーブルの上などにも展示できるような品が好ましい。

アタシは3日程考える。

作品が厚塗りということもあり、カンバスとカンバスの間に1センチ程の隙間をあけて乾燥したいのである。

 

1センチ角の木材を利用し、カンバスを観音開きになるように組み立てる。

隅には丸い画鋲をとりつけてみる。

蝶番は4箇所につけなければならないが、シッカリと固定され、角度をつければ、左右のカンバス自体を立てることが可能になる。

広げると平らになり、後ろに金具を取り付ければ、壁からも掛けられる。

なかなかヨイムード。

蝶番は4個、ビス付で160円。

これをもう少し安くしたいよなあ。

中の角材もちとお高いが、額縁などよりもずっと安い。

何よりも、折りたためること、重量が軽いことなども含めて、送料などが節約できるのである。

290句をいきなり作るのは無理なので、とりあえず、好きな句から作っていこうと思う。

絵にしやすい句というのもある。

あー、楽しみ。(→自分が)

作品を作る楽しみというのは、自分の為の時間である。

額縁屋のオヤジがくれた、電動ドライバー。額縁用。

パワーがあってウレシイ。

size F4*2

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