Rica's Works Oil Paintings
date 2004.2

梅原のバラのための習作 『Etude to be Rose of Umebara』

* 060 *

memo

2004.3.11

バラの絵は、少しずつ加筆されている。

花瓶の絵は、アタシ的モチーフに差し替えるも、バランスが悪い。(アタマが大きすぎるのだと思う)

乾いたら、もう少し変更させようと思う。

透明感を残しつつ、アクセントもつけられるようになってきた。

2004.2.21

額縁屋のオヤジと、『梅原龍三郎の薔薇が好き』という話で盛り上がる。

独特のタッチや、特有の透明感というのこそ、画業なのだと思わされる。

特に花やヌードの作品に現れている透明感といったら。

アタシは、日曜美術館なる番組で、梅原龍三郎なる人物のことを知り、へぇーなどと思っていたところに、画集が売られていたので、古本を当時1500円で買ったと記憶している。(バリにいる最中、日本に帰国したときだと思う)

この画集は、遺作展ということもあり、力のはいった展覧会の画集だった。

梅原の実物の作品は、まだ一枚も見たことがないのだが、作品の素晴らしさは、写真からでも十分に感じ取ることができる。

人物を描くのであれば、もっと、透明感を手に入れたいと考えたアタシは、バラの花を、梅原風に描いてみることにする。

力は全く及ばないが、薄いベージュや藤色などで下塗りをした上から、透明な白を塗り重ねる手法(写真から判断するとたぶん)は、思いのほか透明感が高まるものである。

アタシは、結構硬い筆で、厚塗りの絵の具を、更に厚く乗せていくように作ってきたが、もう少し柔らかい筆を使って、絵の具も、かなり薄めに溶いたのを、何度も重ねているんだな。うん。ルノアールも、絵の具の濃度は違うが、同じような手法だと説明があった。

インク講座というのは、絵の具に対する知識を、一気に理解でき、作品作りに役に立ってきていると思わされる。カリスマ様恐るべし。

少し乾いたら、更に、白や、ブルーの部分を追加して、画面を引き締めよう。

size F6

2004年2月21日

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