Rica's Works Oil Paintings
date 2004.2

ミロになるための習作 『Etude to be MIRO』

(泣く女と、ハンケチを差し出す女)

* 059 *

memo

2004.4.18

下の絵が、余りにもつまらないので、赤い●だけ残して、全体を黄色に塗って乾かす。

そうして、今日は久しぶりにもう一度、ミロに対抗して、抽象画を一枚描いてみる。

最初は、夕暮れ時まで、コーヒーなどを飲みながら、楽しく歓談している図になる予定だったのが、表情が暗かったので、左側の女には、泣いてもらうことにした。

そんでもって、右側の女も、なんとなく、空白が間延びしていたので、ハンケチを持ってもらい、なく女の話を果てしなく聞かされているというシーンにする。

スペインではありがちだ。

下の作品よりは、数段いいのであるが、売れるとも思えない。

絵画の販売というのは深い。

そうして、ミロの絵に、ピカソが混じったような絵になってしまい、自分でも情けなくなるのであった。

『オジャラの絵でございます』という、パンチが欲しいよなあ。

2004.2.18

Etudeというのは、『習作』という意味らしい。知らなかったぜ。

NO.28番の失敗した『デブ天』ちゃんのカンバスを、どうしようかと考えたが、抽象画の練習に使いまわそうと考える。

オジャラは、今年は抽象画にもチャレンジする予定で、もう何日もの間、ミロの画集を広げたり閉じたりしていたのである。

『あの程度のカンタンな作品が売れるようになれば、ウハウハだぜ。』

などと、内心思っているからなのだが、黒インクの作品作りで、抽象画風の作品だけは、完全に失敗してしまう。

当たり前といえば当たり前で、アタシは、もう少し、抽象画の線を磨く訓練をしようと考えた。

近所の印刷屋のオヤジは、また、紙の端切れが出るから持ってゆけと言ってくださり、取りに行く。

細長い帯状の紙は、連続した線の鍛錬に丁度いい。

ま、この程度描けるようになれば、今度はどうかとカンバスに向かうが、完敗であった。

ミロは、落書きのような作品を膨大に作ったので、失敗することはほとんどなかったのだという。『膨大っな量』って、何枚くらいだろう。

この修行は、効果がありそうなので、もう少し続けようと思う。

紙なんて、5000枚くらいもらったからなあ。

(BUT、この作業は、飽きるのよ。はぁ。)

size F4

2004年2月20日

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