011 ● CDマーカーでの試作-2
CDマーカーでの試作を続ける。 |
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版にマーカーで直接描画したあと、アルミ板に水を引き、印刷してみるが、上手くいかない。
前回どうやったのかを思い出すと、どうも、普通に製版しようとして、SK液を塗ったことを思い出す。 今回は、描画の後、SK液を塗りインクを乗せてみる。 |
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おおっ。細い部分までカンペキに印刷できている。
よく見ると、全体的に、水の多かった部分のインクが、白い部分に滲みでてきている。 スポンジが廃品なので、アルミ板に水を引くときに、水が多く残りすぎているのだと思う。 印刷したときに、白い部分にインクが溶け出して、印刷結果が少し汚れてしまうのだ。 そうして、こんなにカンタンに印刷できるんだから、この作品はいくらで売ればいいのだろうかと、悩みまくる。 ポストカードより少し大きい程度の作品だし、紙も安い紙にしか刷っていないので売りに出したりはしないと思う。 とりあえず、もう少し、ペン画などで、描画力をアップして、失敗しないで版に絵を描ける様になりたいものである。 マティスのリトグラフを何度も見る。 私の持っているマティスの画集には、女性のヌードの作品がシリーズで収録されているのだが、濃淡の使い方、気品溢れる完成度、女性の美しさ。 なんともアタシの作品とは差があるので、嫌になる。 |
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机の上は、所狭しと、イロイロな薬品が並び、ゴム手袋は、赤いインクで真っ赤に染まっている。
今日は一個穴があいてしまい捨てることにする。 とりあえず、物凄く危険な薬品を使ったり、紙を汚さないために、このゴム手袋は毎日酷使されている。 穴が空くまで使われたのだから、ゴム手袋も本望だろう。 不要なゴム手袋が余っている方、下さい。 最近、不用品募集のコーナーになりつつあるぜ。 そうして、オジャラは近所の薬局にやっとアンモニアを注文するのであった。 |
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