◆◆◆ リトグラフにチャレンジ ◆◆◆

008 ● 大作に挑む

製版の合い間に、版が乾燥するまで、ポスターの下絵を描く。何枚か描いたが、これに決める。

後ろの◆に個展の日付が入っているが、これはやめることにする。

リト専用アルミ版は、30*40センチ。

文房堂では2枚で確か1200円くらいだったと思う。

銅板と比較すると、物凄く安い。

アルミ板を扱うときには、手の油がつかないように、ゴム手袋を使用。

油分と水の部分をキッパリ分けるためには、手の油を版につけてはいけない。

版に直接描画していく。

前回、版の調子が良好だった、黄色いダーマトグラフィーを使う。

ソリッドマーカーを買った後にするべきだったと少し反省。

CD用のペンというのも試してみたい。

あれを使えば、エゲンラッカーの工程が必要ないような気がするからである。(→性質がとても似ているインクと思われるので)

CDペンでの試作を、大作の前に、小さい版でテストするべきだったぜ。

ここで、版にタルクという粉をまぶして、描画部分を固定させる。

この作業をすると、キッパリ度がより明確になるらしい。

そうして、SK液をスポンジに取り、版の上にムラなく塗ってゆく。

マニュアルでは、版の上に直接垂らして手早く塗ると書いてある。

ちょっと失敗したモード。

この作業は物凄く大切。

オジャラよ。大作なのに大丈夫なのかよ?

とりあえず、SK液は一晩乾燥させるので、続きはまた明日ということになる。

タルクを塗ったせいか、キッパリ度がイマイチで、版作りはココで失敗。一度SK液をはがし、もう一度ダーマトグラフィーで描画しなおし、SK液をキッパリと描画部分と分けて塗りなおした。

うーむ。失敗がどの程度版にひびいているのか心配。

もう一晩乾燥。