006 ● 印刷してみる
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左の版は、最初の描画を終え、SK液を塗ったときに、キッパリと油分と水の部分が分かれていませんでした。
版がつぶれてしまったのです。 |
こちらの版は、文字が欠落しています。
クレヨンでの描画がキチントできていないと、失敗するということが解ってきました。 最初の描画、SK液を塗ったときに、最初の描画部分がキッパリとSK液と分離しているかどうか。 この二点で、リトグラフがうまくゆくかどうかが決定してしまいます。 失敗した場合、その版を灯油で洗い、サンダーで何度か磨き、水洗いしてもう一度チャレンジします。 サンダーがあると、版のコストが節約できるし、何度も練習できるのでオススメです。 |
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この版は、クレヨンがクッキリの部分と、勝手にシミが浮き出てきた部分、描画部分がうすくなってしまった部分に分かれました。
もちろん、一色でつくるのであれば、グラディエーションというのもできなくはありませんけど、アタシのように、線だけで勝負する場合には、下絵の構図を考える段階で、線と点、面だけで構成するようにするとよいと思います。 多色刷りも、作りやすいのですけど、時間とか、位置あわせに失敗するリスクとか、インクを揃える話を考えたときに、ひとりで作るのは大変なので、一版をメインに考えて、色は手で置いて行くとか、色版一版で、何色かつけてゆくような気持ちで版を分解するのがいいんじゃないかと思います。 |
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版の作り方が概ね理解できましたので、もう少し、小さい版で練習を重ねることにします。
●一度製版したアルミ板が、サンダーで目立てをしなおしたときに、きちんと次の版が作れるのかどうか?のテスト ●クレヨンの描画部分とSK液をキッパリと分けて製版をスタートしたときに、どの程度の版になるのか? ●何枚位刷れるのか。 このような課題に取り組んで、自力でリトの技術を習得してゆく予定です。 作品1万円以上お買い上げのお客様には、特性リトポスターがプレゼントされる予定です。 プレゼント該当者の皆様、応援ヨロシクね。うっふん。 |
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