◆◆◆ リトグラフにチャレンジ ◆◆◆

003 ● とりあえず、習作作り

400番のサンダーで目立てをしたアルミ板を用意します。

画材店で、リト用のアルミ版を購入してもいいです。

こちらは、ちとお高いので、注意が必要です。

とりあえず、小さいのを一枚買ってみて、参考にしながら、アルミ版を目立てするというのがオススメです。

この、目立てをすることにより、アルミ板の上は、キッパリと水と油に分かれてくれるのだそうです。

アルミ版の上に、いきなり描画します。

描画には、クレヨン、ダーマトグラフィーなどを使います。

テストの結果、紺色は、キッパリ度がイマイチなので、黄色でシッカリと描画することにします。

この作業で、キッパリとしたラインがひけるというのが、リトグラフで一番重要な作業です。

版に描画以外の油分をつけてはいけません。手の油などは、版につかないように、手袋をしたり、ボロ布を使って保護してください。

次に、SK液を塗ります。

SK液は、水には溶けるが、灯油には溶けない。

ここがポイントです。

版に、スポンジで薄く、ムラなくSK液を塗ってゆきます。

写真では解りづらいですが、この、黄色い描画部分は、SK液が撥ねてしまい、そのまま残ります。

このように、この段階で、キッパリと分離していないと、リトの版作りは失敗します。

ですから、クレヨンでの描画を、キッパリするというのが一番大切になります。

繊細な線なんかを作るには、テクが要りそうです。

アタシは、それは諦めることにしました。(→早)

ここでSK液を一晩乾燥させます。