003 ● とりあえず、習作作り
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400番のサンダーで目立てをしたアルミ板を用意します。
画材店で、リト用のアルミ版を購入してもいいです。 こちらは、ちとお高いので、注意が必要です。 とりあえず、小さいのを一枚買ってみて、参考にしながら、アルミ版を目立てするというのがオススメです。 この、目立てをすることにより、アルミ板の上は、キッパリと水と油に分かれてくれるのだそうです。 |
アルミ版の上に、いきなり描画します。
描画には、クレヨン、ダーマトグラフィーなどを使います。 テストの結果、紺色は、キッパリ度がイマイチなので、黄色でシッカリと描画することにします。 この作業で、キッパリとしたラインがひけるというのが、リトグラフで一番重要な作業です。 版に描画以外の油分をつけてはいけません。手の油などは、版につかないように、手袋をしたり、ボロ布を使って保護してください。 |
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次に、SK液を塗ります。
SK液は、水には溶けるが、灯油には溶けない。 ここがポイントです。 版に、スポンジで薄く、ムラなくSK液を塗ってゆきます。 |
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写真では解りづらいですが、この、黄色い描画部分は、SK液が撥ねてしまい、そのまま残ります。
このように、この段階で、キッパリと分離していないと、リトの版作りは失敗します。 ですから、クレヨンでの描画を、キッパリするというのが一番大切になります。 繊細な線なんかを作るには、テクが要りそうです。 アタシは、それは諦めることにしました。(→早) ここでSK液を一晩乾燥させます。 |
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