工房の紹介もチラリとします。

失敗した油ドロドロの掃除をしていたせいか、どうも、次の講義が始まらないので、アタシは、工房を見学させていただくことにする。

おおっ。広いぜ。

これほどの版画設備がある工房は、日本でもここ位だろうと思わせる、凄い装置がゾロゾロ。

これは、シルクスクリーン用の印刷機だと思ったのだが、ヤギ姉さまの情報によると、実は、リトグラフ用オフセット校正機なのだそうです。

姉さまもこれで摺ってもらっているのだそうです。

マジっすか?

こんなに大きいのかぁ。スゲーっ。

ヤギ姉さまの情報によると、これは、リトグラフ用のアルミ版を多色印刷するのに、位置あわせ用の穴をつける機械なのだそうです。

そういえば、アタシも、ドリルで穴を開けた覚えがある。

たぶん、これを使うと、ズレないで多色印刷する版を作れるのだと思う。

手前が、写真製版用の投影機。

ウチにも暗室あったけど、こんなに大きいのはきっと高いぜ。間違いない。

一階の半分はギャラリーになっていて、ここでは、クロッキー教室も行われている。

このローラー、一本4-5万はするはずっす。使い放題なのかよ?

これ、何かなあ。

プレス機かと思ったけど、銅版画とは違うみたい。どうやらリト用のプレス機らしい。

とりあえず、こんなのが、ゴロゴロなのよぉ。

これは、リト作品用の乾燥棚。

紙に水をつけないので、そのまま、この棚で乾燥します。

隅々まで掃除も行き届いていて、キモチがいい。大作も作れそうなスペース。

紙やなんかを入れる専用ロッカーが借りられる。その他、お道具箱を置くスペースも借りられる。

自分の道具で、広いスペースで思い切りゲージツ活動をしようというのがコンセプトである。

アートには、スペースが必要なのだ。

展覧会向けの大作も、ここなら、遠慮せずに作れるぜ。

何といっても、カルチャースクールは、狭いもんなあ。

最近、大きい版に挑戦し始めたアタシは、かなり肩身が狭いのよ。

本格的に、版画と向き合いたい人には、ピッタシの場所だと思う。

アーティストで、ある程度作品作れる方で、版画もやってみたいという人は多いんだけどね、こういう場所の存在を知らない人が余りにも多いのよ。

何といっても、来ている方々の質が高い。

何せ、インクを自分で作ろうという人達だ。

プロなのだ。

カルチャー教室系オジャラは、先生方の作品と並べて、自分のを水張りするのが、恥ずかしかったぜ。(差がぁぁぁっ)

まだ、乾いて無いだろうなぁ。まだ、あのまま、並んでいるのかなあ・・・。はぁ。