◆◆◆2004-007 ループアクリル毛糸のミイラ ◆◆◆

100円ショップに、ループした状態のアクリル毛糸が売られており、どんなマチエールになるのか、版画を作ってみました。

ループアクリル毛糸のミイラ利用材料及び、作成工程

●アクリル毛糸をそのまま、少し強めに銅版に巻きつけてゆきます。

毛糸の巻きつけ方は、少し銅版見える部分や、厚く巻きつけた部分を作ります。

厚く何度も巻きつけると、腐食液が中まで浸透しない場所ができて、このようなマチエールが作れます。

●この版画は、腐食後、全てアクリル毛糸を取り除き、もう一度巻きつけて腐食というのを2回繰り返しています。

初回の版と比較すると、平らな面がなく、凹凸が複雑になっています。

 印刷枚数  *** 枚
 作成日   2004年3
 腐食時間  5時間

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一部のブルーをグレーにしようと考え、チタニウムホワイトの油絵の具も少し混ぜています。

チタニウムホワイトを銅版につけると、銅版と化学反応を起こし、グレーに変色する効果を利用して、深く腐食された部分は、ブルーに、銅版と接した部分はグレーになるように意図して印刷しています。

この版画は、アクリル毛糸を銅版に巻きつけるだけですので、とてもカンタンに作れます。

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