部分拡大図 丸く浮き上がっている部分は、スパンコールの密着面です。

テグスもそれなりには表現できています。スパンコールの凹凸により、微妙な空間が出来るのか、版全体に、複数の腐食後が浮かび上がっています。

◆◆◆2004-006 スパンコールとテグスのミイラ ◆◆◆

家に沢山あったスパンコールとテグスを使って、どんなマチエールになるのか、版画を作ってみました。

スパンコールとテグスのミイラ利用材料及び、作成工程

●テグスにスパンコールを通し、銅版に巻きつけてゆきます。

その後、ビニール紐を、スパンコールやテグスをシッカリと銅面に密着させながら巻き付けます。

ビニール紐は、この後、グルグルとミイラのように巻きつけてゆきます。

この写真は、スパンコールの版のですが、腐食するときには、こんな感じで、廃材の面がシッカリと銅面に密着するように、強めにビニール紐を巻きつけます。

スパンコールの配置や、テグスの巻き具合により、独特のマチエールが作れます。

今回、金属メッキされたスパンコールを使いましたので、腐食液は、かなりダーメージがありました。

腐食後の版は、こんな感じでした。

 

ほとんどのスパンコールのメッキが全部腐食されています。

しかも、スパンコールの量が多すぎたのか、ダンゴ状に重なっていた部分は、あまりスパンコールの模様が出なかったです。凹凸の無い、星型のスパンコールなどの方がヨカッタかもしれません。

 印刷枚数  *** 枚
 作成日   2004年3
 腐食時間  7時間

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苦労したワリには、イマイチという感じでした。

他の色でも彩色。ま、こんなもんだと思います。

拭き上げで濃淡出すほうが、いい感じっす。

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