ネコを描いてみる

アタシはネコ好きなんです。描くのはいつも、ウチのネコちゃんです。

 
◆ 最初はカンタンな絵で練習 ◆

ネコも、細かい所を描かなければ、初心者にも描けるっす。
大丈夫っす。

この絵は、顔と、体とシッポしか無いっス。足は省略する。ここがテクですね。あとは、絵の具で色を塗るだけっす。

ネコで注意しなければならないのは、目ですね。白目にしてしまう人多いんです。ネコの目って、全体が黄土色とか、銀杏の緑色みたいな感じなんです。そんで、目玉の部分は、時間によって、色が変わるのです。

ポイントとしては、目玉は、コゲ茶なんかにする方が、人間にはかわいく見えるみたいです。

この絵は、ボディとシッポの部分に、最初に黄色を塗ります。その後、赤と茶を混ぜた絵の具を少し薄く黄色の上に重ねます。
色がパッと広がります。真中は、ガマンです。塗りません。
(一度塗って、ティッシュで拭き取りました)

塗らないというのは、結構難しいんです。
余白が残せて、にじみが使えるようになったら、作品も上級者です。

◆ ちょっと変えてみる ◆

これは、ネコちゃんを上から見た図です。
どうですか?ネコに見えます?
この絵も、まず、顔を描いて、そのあと、周囲を丸く描いて、手とシッポを足すだけです。カンタンそうでしょう。
その後に、縞模様をつけて、色を塗ります。

ヒゲ、忘れないで下さいね。
文字と、サインを入れれば完成です。この絵には、余白が無かったので、サインはイニシャルだけになってしまいました。

サインは、練習しておきましょうね。アタシのサインは、実は、ルノアールのサイン’R’と、ピカソの’ica’という字をミックスして作ってます。ミーハーなんです。もちろん、練習しました。

たいした作品じゃないんだから、サインに凝るなと言いたい方、ゴメンナサイ。たはは。でも、このように、いろいろなものにこだわると、また、楽しいもんなんです。気分だけは巨匠っす。

◆  これも、まんまるネコちゃんの応用です。 ◆

茶色いネコの場合、赤が不足しがちです。
シッポや、耳、鼻の頭には、赤を強めに使って絵を引き締めます。

この絵は、ちと赤が足りないので、鼻の頭の上辺りを、後で塗り足すと思います。

あとは、ハンコをつける。これだけで、強い赤が入りますからね。なかなかいい感じになることでしょう。
一個あると、何回でも使えるので、ハンコは、何とかゲットしましょうね。

赤を足すと、絵が明るくなるので、意識して使いましょう。

  

◆ 横向きっす。 ◆

この絵は、ちと難しいかもしれません。
もし、まるネコが上手く描けて、もう、卒業だというひとは、この絵も描いてみてください。絵を大きく書きすぎると、文字がこのように潰れてしまいます。しかし、絵手紙は、細かい事を気にしてはいけません。

下手さが味だとか言ってる人がいました。そういうことにしておきます。
文字が潰れているからという苦情は、来たことがありません。
思い切って描きましょう。

この絵の背景には、赤と、緑を使いました。
色の三原色って知ってます?
赤・青(緑)・黄色の三色を配置すると、色のバランスが良くなります。

必ず、どの絵にも、この色が配置されるように描くように心がけるようにするといいと思います。

◆  おまけ ◆

好きなものを描いてみる。
この絵は、一部キュビズムで描いてみました。
オジャラは、ピカソ好きなんです。おほほほ。
キュビズムというのは、一つの被写体を、多方面から見て、それぞれのモチーフを、平面にまとめたものです。
ワインのボトルで言えば、ビンの底、ビン、ラベルというもので構成されているわけです。
ラベルも、ビンから剥がすと、横に広がりますよね。それを描いただけです。それを、平面に一度に全部描いてしまうというだけなのです。

キュビズムの作家さんたちは、一度平面に描いたモチーフを、更に単純化させるという作業をしますので、絵がなんだか解らなくなってしまう事も多いですけど、基本的には、単純な発想から始まっています。
だから、難しく考えずに、気軽にチャレンジしてみましょう。

え?キュビズムはやりたくない?
ごもっともなご意見、有難うございました。

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