◆◆◆ 陶芸・粘土コーナー ◆◆◆

藝大公開講座 テラコッタで塑像を作る 

北郷 悟. (きたごう・さとる)先生に教えていただきました。

また、メインのご指導は、奥田真澄先生を中心に、増田先生、藤川先生に教えていただきました。

先生方、ありがとうございました。

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2005.月.

作品は、ビニール袋をかけて保存。

この、乾燥の度合いと、造形の足し具合というのが、陶芸の全てである。

どのぐらいの乾き具合で、どういう造形をすすめるのか。

基本的な話を守るのか、守らないのかによって、その作品の自由度というのも、また変わってくる。

大切なことは、学校という場所では、基本を学ぶということである。

それ以外の試行錯誤というのは、基本の上に積み上げる話なのだ。

中をくりぬく前は、シッカリとした造形だった。

頭が大きいせいか、重力とは戦いまくった。

中を刳り貫いているところ。

おおっ。こんな風にくりぬくのかぁ。

アタシは、野焼きで、作品が大破して、物凄くガッカリとしたことを思い出し、頑張ってあちこちを刳り貫いた。

そうすると、まだ柔らかい粘土の造形というのは、あちこちからの力に耐えられなくなり、フォルムを崩してしまう。

中を刳り貫く前の造形は、一生懸命作っても、形が変化してしまうということになる。

であるからして、手順は、ザックリとした形をつくり、中を刳り貫いてしまう。

そうして、そのあとに、細かい部分の造形を仕上げてゆくという手順が正しい。

足なども、このように、くりぬいてゆく。

焼いたときに、中の空気が膨張するので、空気の抜け穴も作らなければならないのだそうだ。

空気の抜け穴かぁ。

こちらは、別な人のくりぬきの状態。

随分と厚みのある造形だよね。

頭をくりぬいたときに、なんだか便器に見えた。

便器というのは、デュシャンが作った、泉という作品のことである。

アタシは、頭が便器型のオブジェというのをどうしても作りたくなってしまう。

こうなると、もう止める事はできない。

背中をドベで装着し、細かい造形を作りこんでゆく。

右下の小さい粘土は、花をつくるための、花びらである。

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