◆◆◆ 陶芸コーナー ◆◆◆

陶芸が家で作れるとは思っても見なかった。

「縄文式土器は、あまり高くない熱で焼かれたソフトな陶器。」

だから、家でも焼けるという本をゲット。

マジっすか?

目からウロコの裏技満載に、

アタシも早速粘土を買ってきて、野焼き陶芸にチャレンジしてみました。

窯?まだありません。あるのは、移動式囲炉裏。

2005.6

準備するものは、この前印刷屋さんから頂いた、かろうじてフタのある空き缶。

ちょっと大きい。

これを囲炉裏として使います。

オジャラは、この囲炉裏のコトを「ポータブル囲炉裏」と名づけました。

この缶があると、安全な場所に移動して、陶芸作業ができるということになります。

雨の日などは、水がかからない場所に移動して、灰を濡らさないで済みます。

このほか、電子レンジの丸いテーブル(オーブン用)というのを、空気を遮断して、炭を消す作業に使っています。

それから、ナラ炭というのを買いました。5キロで400円程度の品です。

その他、炭を着火させる固形燃料

炭化させたり、ゆっくりと温度を上げるのに使うもみがら。(代用品として、ハムスターのベッドとして売られているおがくずを利用しました。)

とりあえず、灰をつくりたいので、大きい缶には、ゴミとか、乾燥させた草木なんかも入れておきます。

陶芸を還元させているときに、一緒に炭化させ、燃えやすい、小さい炭を作るためです。(まだ出来てません。一回ガンガン燃やしたいんですけど、都内で狭小の場所で作業しているので、あまり派手なケムリは出せないのです。)

中央には小さい缶を入れます。これは、拾ってきた、粉ミルクかなんかの空き缶です。

この中に、砕いた炭を入れて、ここが炉になります。

トルソは、缶の中にいきなり入っていますけど、この方法では割れてしまうことが解りました。

粘土は、蒲田のユザワヤ6号館。

陶芸コーナーに売ってました。

どれにするのか迷いましたが、とりあえず、低い温度で焼く用の、「野焼き粘土」

というのと、憧れの「テラコッタ」

というのをゲット。

いくつかの作品を作ります。

まだ、初期段階ですので、最初に、サンプルピースというのを作ります。

下が、サンプルピース。

上の顔も、テラコッタで作ったサンプルピースです。

左上の作品は、今回のメインの作品群になる、記念すべき、初代トルソちゃん。

上から見た図

道具が揃ったところで、小さい缶に入れた炭に火をつけます。

アタシは、炭の起こし方を知らないで、ここが一番苦戦しました。

なーんだ、扇風機であおいじゃえばヨカッタのか。みたいな。

野焼きのクセに、さりげなくハイテク。

野焼き陶芸のコツは、

●粘土の温度差を大きくしないで、ゆっくりと加熱して、ゆっくりと冷ます

これに尽きます。

でありますからして、マニュアルには、イロイロな方法が書かれていました。

アタシも、自分流にアレンジしていますので、おいおい、ご紹介しようと思います。

10.9

テラコッタの美女は、着火から僅かな時間でパリンと大破してしまいました。

次には、トルソちゃんの一部も大破。

テストなんで仕方ありません。

この、炭の中でひあぶりというのは、よろしくないというのは理解できました。

できれば、おがくずとか、灰の中に埋め、その外側から加熱して、どんどんと温度を高め、最後に、火あぶり状態にするのがよろしいのだそうです。

一部が破損しましたが、その後も2時間程加熱。

火あぶり状態で、フタをして1置きます。

そうすると、こんな感じに焼きあがりました。

還元法(焼却後、酸素を欠乏させて、陶器を炭化させる)を取ると、このような色になります。

黒光りしているのは、焼く前に、石と布でテカリが出るまで磨いたからです。

オシリの感じが物凄くヨカッタんですけど、大破してしまい残念でした。

オッパイは2個とも無事でしたので、この方は、永久にアタシに持たれることになると思います。

初代なんで。

大破した感じ。

この後、熊谷守一の展覧会を見に行き、テラコッタ陶芸のボディがいくつもあったので、よーく見てきました。

中は空洞にして、あとで組み立てるような感じで作ってました。

どうやって空洞にするのかといえば、2日程粘土を乾燥させて、ある程度固まったら、中をカッターのようなヘラでくり抜いてゆくのです。

陶器の厚さは均一が好ましい感じでした。

アタシにはそこまでの根性があるかどうか解りません。

陶器と粘土の違いは、水につければ解るそうです。

水に溶ければ、それはまだ粘土です。

ですから、もう一回焼けばよいらしいです。

気長に、ボチボチです。

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