オジャラは、こんなことを考えて、絵を描いています。

*-*-*-*-* カウンセリングを勉強していた頃の話 *-*-*-*-*
ちと長いっす。次ページにも続きがあります。

◆◆◆ 自分を見つめるって? ◆◆◆

オジャラは、昔、カウンセリングのガッコに2年間通ってました。
オジャラの絵が現在の形になるまでのことは、カウンセリングのガッコに行った話抜きには語れないっす。
そういう話がキライな方は、読まないほうがいいかもしれません。カウンセリングのことを正しく理解していない人や、オジャラが何を考えているのか興味がある人は、読んでみてください。
とはいっても、カウンセリングのガッコで習った、スキルそのものは、現在のアタシの日常生活に、何の役にも立ってないんです。

オジャラには、カウンセリングの仕事は、あんまり向いてないです。努力しない人に同情したりしないので、カウンセリングにならないからです。

思い返してみると、アタシがカウンセリングのガッコで学んだ事は、カウンセリングのスキルではありませんでした。
最終的には【自分を見つめる】ということだったと思います。
自分を知れば、患者さんが見えてくる。問題を抱えた人が見えてくる。
そして、自分を知ることは、マジで、とても素晴らしいことでした。

アタシは、気が強いし、人を傷つけてしまう時もあります。

そうかと思えば、妙に傷ついたり、人に相談したりできずに、自分に溜め込んだり、そういうところもありました。(今は、ほとんどの人がそうだということも解ります)その時は、そういう自分に気づけたというのが、素晴らしいことでした。
『心の問題』が解れば、問題に対して、結論を導き出し、解決できるし、自分を変えることもできます。

でも、そういう、自分の思考や行動パターンに気づかなければ自分の問題を治すことはできないのです。

カウンセリングのガッコに行った事で、アタシは、自分の問題を見つめるチャンスを与えられました。

自分に不足している部分。

直したい部分。

問題はあるけど、このまま押し通そうと思う部分。
悩んでも、全く変わらない部分。
今はどうにもならないから、時期が来たら考えようと思うこと。
自分なりに、自分の問題に気づき、整理をしたり、考え方を変えたりできたと思うのです。

今まで悩んでいた会社の人間関係も、『自分にも問題があること』が解り、『考え方』や『接し方』を変える事ができたので、自分だけを責めるような事は無くなりました。
これをきっかけに、アタシは、気持ちを切り替えるスキルなども身に付けて、精神的に、かなりリラックスした状態を保てるようになりました。
精神的に余裕がある生活の中で、夢を見つけたり、夢に向かって準備したりすることもできたのだと思います。

◆◆◆ 行動療法というアプローチ ◆◆◆

カウンセリングのスキルの中で、オジャラが心を惹かれたのは、『行動療法』という、アプローチでした。
それは、患者さんが抱えている、今ある問題行動を、小道具なども利用して、積極的に解決してゆく治療でした。
行動療法のスキルというのは、他の方法と比較すると、白黒ハッキリしてて、患者さんへの具体的なアプローチは、アタシに向いていると思いました。

カウンセリングの治療の中心は、患者さんの話を聴くところから始まります。でも、 どんなにいいセンセに治療を受けたって、現実が変わるワケではないし、問題を取り除くのは、日常生活では難しい場合が多いのです。会社や学校を変わらない限り、環境や人間関係などの問題そのものは解決しないです。両親は患者さんが、どんなに嫌いだと感じていても、取り替えることすらできません。

患者さんの考え方に問題がある場合には、会社や学校を変わったとしても、また、同じ問題にぶち当たってしまうことも多いんです。それで、また不登校になったりします。

それは、何回カウンセリングを受けても、変えられないこともあるということです。何も変わらなければ、治療を受けなかったのと同じです。

それと比較すると、『行動療法』は、患者さんの考え方や、問題に対するアプローチの方法を変えるように指導して、問題行動を克服できるように働きかけてゆくスキルです。行動療法は、患者さんの身近なものや、興味のあるものを取り入れて、前向きに、明るく生きられるように患者さんを変えてゆく。そんな治療法です。これはいいなと思ったのです。

◆◆◆ 貼り紙の効用 ◆◆◆

よく、マンガなんかに、ありますよね。『大学合格』とか、大きな紙に書いて、壁に貼りだしている人の姿。
よく見るシーンですけど、『貼り紙』に目標を書いて、壁に貼ったりするのも、行動療法の一部なのだそうです。
自分の実現したい課題を、身近な場所から、毎日、インプットすることによって、脳みそは、無意識の中にも、その課題のことを繰り返し考えているのだそうです。

カウンセリングの講義で、「『貼り紙』も行動療法の一種です」なんていう説明があった日、お友達たちと飲みに行きました。話題は、当然、貼り紙の話です。

『誰か、貼り紙をしている人はいますか?』という問いに、真っ先に、手をあげたのはアタシです。
アタシは、冷蔵庫に、貼り紙をしていました。
アタシは、気の強い所があるので、『心をまあるく』と書いて貼っていました。本当です。
カウンセリングのお友達は、アタシの激しい性格を知っているので、大爆笑でした。
そして、もう一人貼り紙をしている友人がいました。

彼女は、やはり冷蔵庫に、『毅然と』と書いて貼っていたというのです。
彼女は十分に毅然としていましたが・・・。
はは。これまた大笑い。飲んでいた仲間たちは、
『大まじめで、そんな貼り紙してるなんてねぇ。信じられないわぁ』などと言われましたけど、おかしいですか?

なんか、まじめに貼り紙してるって、結構笑われちゃうかもしれませんね。どうも、ハチマキ巻いて、貼り紙の下で受験勉強しているマンガそのものですもんね。

オジャラは、会社に、雑誌の記事を切り抜いた『マッチ』の写真を飾っていた事もありました。(←趣味悪くてスミマセン。マッチの写真は、サイズが大きかったこともあり、センパイに怒られて、撤去させられました。はは。)
このときには、カウンセリングの知識はなかったんですけど、自分ながらに、仕事中に、気持ちの切り替えをしていたんだと思います。この時期は、辛い事が多かったっす。
マッチの写真を見ると、『この人歌下手だし、レースも下手だよなー。でも、頑張ってるのよねー』
なんて思いながら、仕事の事ばかり考えているアタマを、どうでもいいことに、切り替えて、リラックスしていたんだと思います。

◆◆◆ ピカソのポストカードと共に ◆◆◆

アタシもOLで、サラリーマンでした。疲れてたし、頑張ってたし、ボロボロだった。そんなとき、アタシを励ましてくれたのは、『晩年のピカソのポストカード』でした。

ピカソの写真を撮り続けた、なんとかという写真家の撮影した写真です。ピカソ好きなアタシは、早速その写真展に出向き、巨匠のポートレートを会社のデスクに飾って、毎日見ることにしました。

ピカソの写真は、辛い時には、いつでも、『君にも出来るよ』と、アタシを励ましてくれているようでした。
見るたびに、そう言い聞かせて、毎日毎日、通勤電車の中や、昼休みに絵を描きました。

オジャラは、絵は下手です。絵の勉強は独学だし、画家になるのは無謀なことだと思ってます。でも、サラリーマンは、もうやったし、金銭的な余裕もできた。金は、会社に勤めれば稼げる事も解った。
せっかくのチャンスです。だから、やりたい事に、チャレンジしてみよう。
オジャラは決心しました。

アタシのキーワードは、『君にも出来るよ』です。

確かに、『下手絵』だけでは戦えないことは、解っています。オリジナルな絵というだけでは、ダメだと思いました。
そんなとき、ピカソのポストカードが、目に入ってきます。
この写真が、アタシを励ましてくれたように、『見るたびに、また頑張れる。』そんな絵があるといいなあと思ったのです。
オジャラは、とりあえず、こういうタイプの絵を、『元気アート』と名づけてみました。

雑貨みたいな小さな絵が、会社のデスクや、テレビの上などに置かれて、いつでも、見る人を元気にするといいなと思ったんです。

でも、今から思い出しても、アタシが頑張る為に、『マッチの写真』も『冷蔵庫の貼り紙』も、『ピカソのポストカード』も、効果があったように感じます。
貼り紙の効果を知らなかったのに、無意識のウチに、緊張した気持ちをリラックスできるように向けていたのかもしれません。
更に、貼り紙の効果を知ってからは、絵を描く事を強く意識して、ピカソのポストカードに接することができました。意識すると、効果も高くなります。ホントです。
ピカソのポストカードは、何年も、アタシのデスクの上に飾られました。

◆◆◆ カウンセリング マインドを持って生きる ◆◆◆

カウンセリングのガッコでは、『カウンセリング マインド』を持って生きることを教わりました。
『カウンセリング マインド』というのは、【カウンセラーの心】とか、
【カウンセラー的な人との接し方】ってことですね。人の話を聴いてあげるという気持ちのことです。
カウンセリングの、一番大切な役目は、まだ気づいていない、その人の問題を自力で気づかせてあげる事です。
カウンセラーには、短い面談時間だけでは、患者さんのことはよく解りません。自分のコトを一番解っているのは、自分自身です。短時間で、患者さんの心の問題がどこにあるのかを引き出して、認知させるスキルが、カウンセリングのスキルなのです。

日常生活の中では、イロイロと乗り越えなければならない苦難が待っています。
正常の思考回路を持った人でも、精神的に追い詰められて、同じことをグルグルと考えていたりします。
なかなか寝られないとか、問題を乗り越えられずに、ウジウジと悩んだりしてしまう人も沢山います。

【カウンセリング マインド】というのは、そんな人に接した時に、話を聴いてあげたり、ちょこっとアドバイスしてあげたり、励ましたりすることです。カウンセリングなんて、大それたものではありません。

でも、普通の精神状態の人であれば、その、チョコっと教えてもらった方法を使って、気持ちがぐっと楽になったり、気持ちを切り替えられるようになるんだそうです。

カウンセリングの実践授業の中では、【公開カウンセリング】というのが行われました。生徒さんが患者役になって、先生にカウンセリングしてもらうという、カウンセリングの実地訓練です。
初めは、人前で自分の悩みを話したりするのは、どんな生徒さんも嫌がるんです。
でも、何人かの実演を見ているうちに、センセのパワーというか、患者さんの問題を明確に引き出して、解決方法を導き出す手法というのは、スゴイなと解ってきます。授業は盛り上がり、お教室の中は、『次はアタシもカウンセリングして欲しい』みたいな、そんな空間になっていきます。
オジャラも、センセにカウンセリングしてもらいました。
なかなか気分がスッキリとして、晴れやかな気持ちになれました。
次に行き詰まった時には、カウンセリングに行っちゃおうみたいな、病みつきになるような爽快感でした。

オジャラは、カウンセラーに向いていないことは、ガッコの授業で、十分に気づいていました。
ですから、カウンセリングルームを構えて、白衣着て、お金を頂いて、カウンセリングしたりするのは、やりたくもありません。
それでも、『最近眠れない』とか、『同じことをグルグル考えてしまって、その思考から、抜け出せない』とか、そういう悩みを持つ人には、休暇を取るように勧めたり、気持ちの切り替え方を教えてあげたりしています。
あ、でも、これは、無理強いするものではありません。自分がそういう手助けを必要と感じない人も多いんです。苦しくても、自分の中で消化しようとする人は、そのままにしておきます。余計なお世話だからです。

でも、飲んでいる席などで、アタシがカウンセリングのガッコに通った話をすると、『最近ちょっと、眠れないんだけど』なんていう相談をされることがあります。そんなときに、カンタンな、気持ちの切り替え方法なんかを、教えてあげるだけなんです。相談されたときには、ちょっとケアしてあげる。それが、カウンセリング マインドっていうものです。

カウンセラー様は、『アナタには背後霊がついてるから、お払いを受けないと不幸になる』なんて、頼んでもいないのに不幸を振りかざし、高い祈祷料を請求したりしませんから、ご安心下さい。あーゆう人も、人の心理については、詳しいんですけどね。どうも、発揮する方向が間違ってるって気がしますね。

◆◆◆ ハートの会発足 ◆◆◆

オジャラは、ガッコを卒業した後も、カウンセリングの勉強を続けることにしました。
『ハートの会』という、心の問題を話し合う勉強会に参加したのです。

オジャラは、カウンセラーになろうとは思いませんでしたが、人に物を伝えたり教えたりする能力があるんじゃないかと思い始めていました。カウンセリングの手法というのは、面接だけではありません。イロイロなアプローチ方法があるし、自分に向いている方法で、心に問題がある人を助ける事ができるかもしれません。

ハートの会のメンバーが、人間的に魅力的だったからというのが、参加の一番の動機でした。
ハートの会では、イロイロなテーマについて勉強をしたのですが、その中でも、オジャラは、『OLさん(女性)の心の問題』に興味がありました。

潜在的な能力がありながら、人間関係の問題や、自分の考え方につまずいて、能力を発揮できてないコや、間違った方向に向いてしまっているコが多いと感じていたからです。もったいないっす。最近の男の人にも多いですけど、女の子の方が深刻です。

女の子は、自分に興味が向けられている場合が多いので、自分が否定されると、モロい一面があるからなんです。

日本の女性は、正しい主張の仕方を習ったりしないので、主張するコは、嫌われるし、主張しないコは能力がありながら、発揮できなかったりします。

でも、ある程度、頑張るタイプのコであれば、自分の考え方の問題に気づかせてあげるだけで、自力で問題を克服し、自分の成長に必要なスキルを身に付けることができるのです。

しかしながら、日本では、カウンセリングに行くというのは、問題行動があった人と決まっています。日常を普通に生活できている人は、カウンセリングに行ったりしません。カウンセリングを受けるのは、悪い事とか、精神異常者みたいな差別感覚が、まだまだ根強いんです。

しかも、カウンセラーの数は、まだまだ不足しています。
ハートの会では、一度に沢山の人をケアする方法を考えました。

『カウンセリング』という、一対一のレベルじゃなくて、行動療法的な手法を取り入れて、大人数の心の問題を一度にケアできる、講演会なんかがあると面白いねと話しあったのです。

ハートの会では、『カウンセリングの敷居が高すぎる。もっと、気軽なカウンセリングがあってもいいんじゃないのか?疲れたOLさんが、二時間程度の講義を受けた後、ピカピカになって、帰ってゆける、そんなガッコがあるといいね。』と、みんなでアイディアを出し合いました。楽しいひと時でした。
アタシはバリに来ちゃったし、もう一人の人もイタリアに移住したため、ハートの会は、現在お休みしていますが、リーダーの方は、今、カウンセラーとして、カウンセリングルームをオープンして、心の問題に取り組んでいます。

カウンセリングの勉強はしたものの、アタシの本音としては、心のケアの仕事というのは、人の人生に関わる仕事なので、あまりやりたくないのです。患者さん一人一人と話しをしたり、ケアするのは、オジャラは、面倒なんです。

でも、折角のカウンセリングのスキルを、埋もれさせておくというのも、もったいない気がします。
日本と離れていても、せめて、カウンセリングマインドを持って生きたいと思っています。

カウンセリングのスキルで、心の問題を見つけられるようケアしてあげて、解決方法の案をおしえてあげるだけで、ぐっと生きるのが楽になるからです。

しかも、このスキルは、知識の習得だけですからね。原価タダなんですよ。素晴らしい。今時、原価がタダのものなんて、珍しいですよね。
廃棄物だって、引取ってもらうのに、金がかかる時代なんです。なんか、得した気分っす。

オジャラが、カウンセリングのガッコで体験したように、『自分を見つめる事で、新しい自分を発見できる』こととか、『気持ちを切り替えるスキル』とか、『貼り紙の効用』なんかは、もっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。

理解するだけで、タダで使えるスキルですし、一度身につけてしまえば、イロイロな場面で応用もできます。
このコンテンツを読んだだけで、自分の問題に気づけるコたちも、沢山いるんじゃないかと思っています。
貼り紙を書いて貼ってみようと、思ってる方もいらっしゃるかもしれません。

◆◆◆ メッセージ付き版画の誕生 ◆◆◆

オジャラが、本格的に絵を描こうと思ったのは、貼り紙の講義から、5年も経った後でした。
会社を辞めて、銅版画のお教室に通い始めました。
版画の下絵には、バリ島で描き貯めた、はがきサイズのイラストを使いました。
アタシの絵には、ちょこっと、小さなコメントも書き加えていたので、絵と文字が一つの作品として完成していることが多かったんです。そんなもんで、文字がないと、ちと淋しかったり、バランスが悪かったりします。友人のリクエストもあり、とりあえず、文字付きのまま、作品にしてみることにしました。

センセは、『ホントに、文字を入れるんですか?』なんて、不思議がってました。
やっぱ、文字が入ると、芸術的価値が落ちてしまうんでしょうね。それだけで、雑貨状態っす。あははは。
でも、お教室では、アタシが、どんなメッセージを入れるのか、皆さん楽しみにしていました。

習作が沢山できてくると、メッセージの入った絵の方が好評でした。『うーん、詩人だねぇ』なんて言われたり。

ちょっと嬉しかったです。イロイロな人に絵を見てもらうと、みなさん、絵よりもメッセージに、より強く反応します。

絵は失敗だったのに、『この言葉が好きだから、これを飾りたい』と言われます。絵描きにとっては致命的とも思えますが、あまり気にしてはいけません。もともと、絵は下手なんですから。ははは。(←笑うなっ!!)

オジャラは、絵が下手なので、絵だけでは、もっと上手い人達には勝てないということにも、気づいてきました。絵が下手なのを補う個性を出す必要がありました。そのためにも、前よりも積極的にメッセージを刷り込むことにしてみました。

自分の絵を飾っていると、絵よりもはるかに小さな文字なのに、その文字を、何度も繰り返し読んでいる事に気づきます。
おおっ、これは、貼り紙と同じっす。

最初は、思いついた言葉を書き込んでいました。自分の感じた言葉をそのまま、刻んでいました。
それだけでも別に、問題は無かったんですけどね、ある日、疲れた友達と飲んでて、気になる事がありました。
彼女には、自分や他人を追い詰めるような所があるんです。
彼女は、アタシの絵をいつも飾ってくれています。
彼女の気持ちがチョコッと緩和できるようなコメントを書いて、プレゼントしよう。

行動療法を意識したメッセージを加えると、身近な所に飾って、毎日見るだけで、気持ちを変えてゆくきっかけになるかもしれない。小さなアートを、貼り紙にしようというワケっす。うーん、我ながら素晴らしいひらめきだ。
さらに、版画だったら、下手な中でもワリとよく出来たイラストを、沢山の人に、分けることができるんじゃないかと思ったんです。

アタシの試みは、まだ始まったばかりで、版画の線も安定していないし、絵や、刻んでいる文字も、試作の段階ですが、練習を重ねて、もっといい作品を作れるようになりたいと思っています。

◆◆◆ 『元気アート』は、まだ始まったばかりだけど ◆◆◆

最近、癒し系のグッズ流行ってますけどね、癒すというのは、実は一時的なもので、現実を変えるものではないんです。
これだけ流行っているんですから、皆さんお疲れなんでしょうね。

でも、癒しっていうのは、メイキャップに例えれば、『シミができたら、濃い目のファンデでカバーする』って感じですね。自己満足っす。誤魔化しっす。その場しのぎです。どんなにカバーしても、シミは消えないっす。

行動療法では、もっと、積極的にシミの悩みを解決します。

まず、『レーザーでシミを消し去り』心までスッキリとする。そして、『シミができないように、帽子を被って、次の日焼けを回避し、シミを予防する』という新たなる生活を始めるようになるということですね。

心の傷とか、心の問題というのも、『うっかりしてたら出来てしまった、お顔のシミ』みたいなもんなんです。
誰にでもできてしまうし、間違ったケアをしている人が多いんです。

自分を見つめて、自分の問題に気づけば、癒しグッズを沢山買い込むより、ぐっと効果的に、心を楽にしてあげられます。

よく、『変わりたい』と言っている人をみかけます。中には、『アタシを変えてくれるような彼に出会いたい』などと言っている、他力本願な人もいますよね。
例えば、そんな他人任せの人は、カウンセリングに行ったとしても、直すことは難しいのです。

でも、自分の問題を自分で見つけ、自分で受け入れ、克服したいと思うことができたらなば、カウンセリングに行かなくても、ゼッタイに治ります。

ポイントは、自力で問題に気づく事(自分にも問題があると気づくこと)ですね。

自分が問題に気づいていない人の多くは、親切に教えてあげたとしても、裏目に出てしまうことが多いです。
アドバイスする時期が早すぎたのです。
『あの人に、ひどい事言われた』などと、恨まれてしまう可能性すらありますから、とりあえず、無視します。

オジャラの『元気アート』も、傷を癒すだけではなくて、もう一歩踏み込んだものになるといいと思っています。

自分の問題に気づいて、必要なケアができるメッセージ。
『自分の心』と向き合って、次のステップに進めるメッセージ。

リラックスできたり、夢に向かって進んだり、自分の不足している所を補ったり、そういう情報を貼り紙として、インプットできるような、そんなアートになるといいなと思っているんです。

◆◆◆ 応援、ありがとうございます ◆◆◆

イロイロなタイプの人がいて、アタシは、そういうコ達を見るのも描くのも大好きなんです。
男の人描いても、絵的にね・・・。はは。過去の巨匠たちも、女性を描く事の方が、圧倒的に多いですね。
飾るのは、やっぱ、女の人の絵ですよねーっ。

気軽に飾ってもらうというのも、アタシの重点目標なので、サイズも、かなり小さめです。
作品のサイズが小さいのは、プレス機が小さいからという、物理的な事情もありますが、会社の机の上とか、トイレとか、そんな、身近な場所に飾って、ちょっとした時間に見てもらえるように、作っているのです。

イロイロなことを考えながら、オジャラは、作品を作っています。
これからも、『心に働きかける、メッセージ』を、発してゆきたいと思っています。

アタシのサイトに来てくださっている方の多くは、つたないアタシの絵も見てくださってます。中には、応援してくださる方もいらっしゃいます。有難うございます。
オジャラは、幸せ者です。

特に銅版画の作品や木版画は、WEBで見るのとは違って、質感があります。インクの盛り上がりや、にじみ、独特のかすれなどがあるんです。(ポストカードの方は、実物よりも、WEBの方が、色などが、美しく表現されている場合も多いです)

なかなか、意図した線を出せないのが、最近の悩みですけど、中にはいい作品もあります。ま、別に、貼り紙として使うのであれば、ケータイの待ち受けでも、パソコンの壁紙でも構わないんですけどね。はは。なんじゃそりゃ。

オジャラは、沢山の人に、絵を見てもらいたいので、ケータイの待ち受け画像や、ブックカバーの配布を開始したんですけど、貼り紙として、意識して使う場合にも、ケータイ電話は、素晴らしい道具だと思っています。

いつも持ち歩くし、電話の画面を見ていることが多いですからね。

アタシは、バリから帰国し、東京で制作活動を続けていますが、手持ちの預金が底をついて、また働くことになっても、絵の方は続けたいと思っています。
この記事を、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

アタシの絵が、みなさまに、気軽に飾っていただけるような作品になることを目指して、ガンガン描き続けてゆきたいと思います。

アナタのタイプ別、オジャラのオススメアートは、次ページでご紹介しています。

お時間ありましたら、ギャラリーや、日記ものぞいてみてください。バリ島のホームページも有名です。

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