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007●どんな絵を買えばいいの?

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真顔で、聞いてくる人がいますから驚きますね。

『飾りたいと思う絵』『気に入った絵』『好きな絵』を飾りましょう。

ブランドモノのバッグを考えてみてください。

多少持ち辛くても、カッコイイデザインのにするのか、

やっぱ、大容量に、ケータイポケット付きにするのか、

余りにも高いお値段で、持っているだけで振り向かれるバッグにするのか、

そういうことは、自分で調べて、よーく考えて決めますよね。

アートだって同じです。

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まず、予算を決める

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これから絵を買うというのですから、予算を決めておきましょう。

アタシのオススメは額縁込みで3万円ですね。

バッグなら惜しくないけど、アートに3万円出すというのは、なんかもったいない気がしますよね。

でもまあ、最低でもこの程度あると、結構選択肢が広がります。

1万円だとキビシイっすね。複製画のポスター2000円に額5000円とか、そんな感じになってしまいます。

年末年始、1万円セールという展覧会を見に行ったことあります。

ま、それなりの作品っすよね。1万円の価値以上の品もありましたし、価値がもっと低いと思われるような品もありました。

でもまあ、絵を持つきっかけにはなる人も多かったんじゃないかと思います。

当たり前ですが、良い絵は、全部売り切れてしまいますからね、そういう展覧会は、初日に行くのがオススメです。

3万円あると、結構大きいリト刷りの複製版画(リトグラフだけど、複製なんです。ビミョーだが、サインが無いだけで、ホンモノっす。)

なんかも選択範囲に入ります。

折角ですから、最低でも版画、できれば、一点モノ(水彩画・ドローイングなど)を探しましょう。

でも、アナタが買うんですから、あなたの予算で探しましょう。

いくらくらいまでの作品なら、気軽に出せるのか。

ここが一番大事です。

ご予算によって、どんなアートが買えるのかが、変わってきます。

一点モノの作品というのは、お値段はアタシにも想像がつきません。

この、自分で決めた予算で、アートを探す旅に出るという事になります。

予算がココで大切になってくるのは、

気に入った40000円の作品を、『予算が30000円しかないのだけれども』と、予算にこだわり、

値切ったりしてみるきっかけにもなるからです。

ま、どーしても値切れないということは多いと思いますけどね、

画廊も苦しいんで、多少融通してくれると思います。

でもまあ、気持ちよく買う方が好かれますけどね。

価値以下のお値段のお店では、値切らないですよ。

画廊さんが勝手にディスカウントしようとしても、

断ることもあります。

大笑。意味不明でスミマセン。

商売・コレクションというのは、深いんですよ。

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3万円出して、買いたい絵が見つかるのかどうかというのは、全く別な話であります。

絵というのは、『出会い』なんです。

アタシは、何万枚も絵を見てきましたけど、金だして買いたいと思う絵なんて、そんなに多くないっす。

モチロン、50万円とか、そういう格の絵は欲しいっすけどね、50万円は出せないんです。

そういう、自分の買える範囲で、買いたい絵と出合うというのは、全くもって『出会い』だと思わされます。

アタシはだいたい2万円位までなら、欲しければ買いますけどね。

それ以上は、よっぽどの価値を認めない限り買わないっすね。

そういう、自分なりの予算というのは、いつも持っているということです。

日々意識して絵を見ていると、必ず出会いというのがあるということでもあります。

ご参考までに、今まで買った絵で一番高かったのは、バリの伝統絵画の14万円。(70×90センチ)

その次に高かったのはやっぱりバリで買った油絵で、550ドル(当時のレートで6万6千円位)

あとは、賄賂を5000円払ってくれたら、3枚で300ドルと言われたバリの絵(美術館級)

などかなあ。

日本で買った作品で一番高かったのは、ネットで買った35000円の銅版画。

あとは、A全サイズ位のリトグラフで、44000円とか、22000円など。

満足しているのは、だいたい、こんな感じの作品っすね。

(その後、18万円ぐらいの絵も購入しました。(*゜▽゜*)ノ

買い慣れてくると、高い絵も躊躇なく買えるようになってゆくのがフツーです。)

沢山持っているひとには値切ったりもしちゃいます。

バリ島はアートが安かったよなあ。でもまあ、初心者にはオススメしないっす。

アタシは、絵の価値が解るんで、当然に価値よりも安いという品を更に値切って買っているワケで、

その辺がねぇ。見ても何とも感じないという人には、オススメしないです。

安いか高いか解らないワケですからねえ。

『欲しい』『予算内』『価値の割りには安い』だから買う訳っすよね。

そこんとこ、間違えてはいけません。

『欲しい』が一番最初っす。

安いからといって、欲しくない絵を買ってはいけません。

絵の為にもならないし、作家さんの為にもなりません。

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