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001●販売されている絵の種類って?

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絵には、イロイロなタイプがあります。

買う前に、どう違うのか理解し、整理しておくと、実物を見たときに飲み込みが早いです。

絵は、

●一点モノ(オリジナル)

●版画作品(複数制作が可能)

●印刷物(大量生産が可能)

の3つの分類に分けられます。

ここが大切です。

人類は、その作品が、この世に何枚存在しているのかということに、価値を見出しているということです。

そうして、最も問題なのは、どれもが、『絵』として販売されているという所です。

買う方にしてみると、この辺、理解して、自分なりにも研究しておくことが、損をしない第一歩です。

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絵の種類を、代表的な名称でもう少し詳しくご紹介しますね。

◆ 一点モノ作品 ◆

◆ 油絵 

◆ 日本画
◆ アクリル絵具

◆ クレヨン (水性・油性)

◆ 水彩(透明水彩・グワッシュ、ポスターカラー) 

◆ ペン画 

◆ テンペラ画
◆ フラスコ画
◆ コンテ
◆ エンピツデッサン
◆ パステル
◆ レジン
◆ ペンキ /アクリル塗料
◆ 漆
◆ 染料(布用/毛糸用)
◆ 押し花/石絵/蝶の羽の絵など
◆ 切り絵
◆ その他、色がつけば何でも

そうして、次に、人間が考えたことは、『優れた作品を、もっと沢山作って、儲けたい』ということです。

基本的な版画の技術というのは、書籍出版が起源です。例えば、宗教の布教であるとか、

流行の読み物(日本の場合、短歌とか和歌、小説など)などを大量に印刷して、販売されていました。

現在は、オフセット印刷やコピーなどのように、版画よりも安価に、

手間をかけずに印刷物を作れる技術が発達したので、版画というのは、主にアートの分野で活躍しています。

主流なのは、『限定した枚数しか生産しないので、価値がある』という考え方です。

アーティストや絵を販売する側の作った『枚数による価値』が存在しているということです。

◆ 版画作品 ◆

◆ 銅版画

銅版に溝(凹)を作って、そこにインクを詰めて印刷する版画です。

-エッチング

-アクアチント

-ドライポイント

-リフトグランドエッジング

-写真製版

-その他の混合

◆ シルクスクリーン版画  -プリントゴッコ版画が大きくなった品と考えてください。

-シルクの布地上に、カッティングシートなどでインクが出る部分と出ない部分を作り、色をつけてゆく技法です。

◆ 木版画 

-木の板に溝(凹)を作り、凸面にインクを乗せて印刷する方法。

-他版刷り

-手彩色

◆ 小口木版画 -木の切り株を使った版画

◆ リノニウム 

-他版刷り

-手彩色

◆ リトグラフ(石版画) 

平らな石を版にし、化学薬品で化学反応を起こさせて作る版画。

最近は、石よりも、アルミ板・ベニヤ板などを利用して作られる技法も発達してきているが、リトグラフと呼ばれている場合もある。

◆ モノタイプ

凹凸などをつけず、ツルツルの紙やプラスチック板などに直接描画し、その上に白い紙を乗せて刷り取る技法です。原則一枚しか作れませ専。
◆ クローン文化財

国宝などを原型に、美術館などでの展示用に複製される美術品のクローン

一般でも購入できるものもある可能性があります。

 

ま、最近はこんなのが主流です。

↑まだ他にもあるかもしれないっす。とりあえず、今思い浮かぶのを列記しています。

◆印刷物◆
◆オフセット印刷 -一般的な印刷機を利用して印刷したカラー印刷です。
◆ダイヤモンドスクリーニング オフセット印刷よりも、インクが出る穴が小さい印刷機で、より繊細なカラー作品を再現することができる印刷機です。最近出てきました。

デパートなんかで売られている美術品の印刷物は、こちらの技法で作られていて、印刷枚数も少ない(800枚程度)のが主流です。

◆インクジェットプリンタ利用 -インクジェットプリンタを利用した印刷物を凹凸にエンボス加工したり上から手で加筆したりして、オリジナル性を出した作品です。

一点モノですので、結構なお値段ですが、油絵なんかの10分の一で販売されています。

◆3Dプリンタ プラスチック樹脂・歯医者で利用する石膏・木粉など、色々な素材で立体プリントする技法。恐竜の骨の一部(全部)とか、仏像鋳造の型などにも利用されています。

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